うちにネコを入れてしまった!8
メインクーンという猫種で一般的に言われるのが、「犬のような性格で賢く、人間の後を常について歩いて人間のそばにいることが大好きだけど、抱かれたりなでられたりするのは好きではない」というように解説されています。昔、飼い猫相性占いというのがあって、それによると当方との相性が一番いいのがアメリカンショートヘアで、一番相性がよくないのがメインクーンだとありました。妙なことに最近のどこかの猫相性占いでは一番相性がいいのがメインクーンで、相性が悪いのがアビシニアンだというのですからこんなものはあてになりません。しかし当初は猫と同居するのあたり、猫とちょっと距離をおいた生活になるのかと思ってましたが実際はかなりベタベタな生活になりました。平気でひざの上に乗ってきますし、そのまま寝てしまうこともあります。猫との距離を縮めたのは、やはり最初から拒絶せずに甘噛みとベロベロを猫の親愛の情だとしてすべて受け入れたことで、寝ていて鼻の頭まであのやすりのような舌でベロベロ舐められるのを甘受してきたことで、いちおう猫の仲間としての信頼を得たのではないかと思っています。これがいきなりの兄弟2頭飼いだったらこれほど短期間に人間との距離を縮めることはできなかったでしょう。子猫のうちに飼い主と十分触れ合える時間があるのだったらやはり単独飼いが一番です。逆に外出が多くて日中触れ合うことが不可能なら兄弟で飼わないとかわいそうかもしれません。
慣れたとはいえ、それでもいまだに猫が変わったように噛んだり引っかいたり蹴ったりすることもあるので、猫が何かのきっかけで豹変ならぬ猫変するのは仕方がないと諦めつつ、最近は暴れすぎるとキャリングケースの中に禁固刑に処す処置をとってアドレナリンの値が下がるのを待つ始末です。おかげで以前は手の甲が引っかき傷だらけでしたが、最近はさほどあたらしい傷は増えません。2ヶ月までは兄弟姉妹や異母兄弟たちといっしょの生活だったため、社会性は勉強できていたと思います。またねこじゃらしや小ネズミのおもちゃを使って狩猟本能を満たすような遊びを徹底的にやりました。ねこじゃらしで座布団の上をぐるぐると何十回転させ、まるでちび黒サンボのトラのように回る遊びが好きでした。小ねずみのおもちゃはじゃれて遊んでいるうちにそれを人に見せにくるようになりました。どうやら飼い猫が取ったねすみやすずめを飼い主に自慢げに見せに来る行動と似ているので、徹底的に褒めてなでてやったらいつのまにか投げたねずみを回収して持ってくるという遊びに発展し、今度は子ねずみがペットボトルの蓋になりました。そして生後4ヶ月ごろにはペットボトルの蓋やねこじゃらしをどこかから持ってきて飼い主の目の前にポロリと落とし、遊びを要求するようになったのです。
画像は生後3ヶ月のもので、まだベビーコートが抜けきらず体重も1.5kg前後でした。その後、ベビーコートが抜けるとまるで短毛種の猫みたいになり、何か顔の丸くないアメショーのブラウンクラシックタビーのようになります。また濃い茶色の色がほとんど抜けて、シルバーベージュとでも言うような毛色に変化してます。現在生後6ヶ月で3.7kgの状態ですが、妙に3ヶ月齢のときが懐かしい(笑)
(続く)
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