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September 20, 2016

JEPPESEN CR-5 航法計算盤

Jeppsencr5  比較的に航法計算盤としては安価に売られているJEPPESENのフライトコンピュータ類ですが、このCR-5は元JALのクラシックジャンボに長く搭乗されていた航空機関士のSさんから譲っていただいたものです。自家用航空機のライセンス訓練生が使用していたものではなく、実際にジャンボジェット機のコックピットの中でSさんとともに歩んできたフライトコンピュータですから、いくら安価なフライトコンピュータとはいえ道具としての歴史が違います。しかし、クラシックジャンボが国内線から消えて久しく、またジャンボ自体も日本の航空会社から引退してしまう時代となりましたが、おそらく国土交通省のライセンス的にはいまだに航空通信士と航空機関士は残っているのでしょうか? このJEPPESEN という会社はコロラド州デンバーに存在する会社で1955年からフライトコンピュータやプロッターなどの航法計算用具を現在まで作り続けているようです。比較的に安価なプラスチック素材の物ばかりでその価格も30ドル以下の価格帯ですが、日本ではこういうものを必要とする人口がすくないため、どうしてもコンサイスのフライトコンピュータのような価格にならざるをえません。さすがに自家用車並みに自家用機があふれているアメリカだけのことはあります。
もっとも航法計算の世界でも基本教育はこういうアナログのものを使用するようですが、実践で使用するのはすでに電卓方式の航法計算機です。

Jeppsencr5_6 また大型機では航空会社のディスパッチャーが作成したフライトプランをブリーフィングでクルーと確認しあいますが、運行途中で何かの都合で変更が生じた場合には離陸地のディスパッチャーと連絡を取り、ディスパッチャーがはじき出したデータをコンピューターリンクで受け取って使用するようで、2人乗務員体制では機上で飛行経路と飛行高度変更、燃料の残計算や到着時間の算出などの計算からは一切開放されたようで、この省力化もあって航空機関士が要らなくなったことにもつながるのでしょう。

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