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September 04, 2016

新スプリアス規制後までの無線局延命作戦その1

 平成29年11月30日に終了する10年間の猶予期限終了を以て旧技適機を含む旧スプリアス規格で製造された無線機は新規の申請も再免許申請もおりないことに決まっています。新規申請や従前使用している旧スプリアス規格無線機再免許申請の場合には新たなスプリアスの規格を満たしているという個別の検査結果を添えるということになっていますが、現在使用されている無線機の総数を検査するとなるとそれこそ各地に陸運事務所並みの検査場や民間車検場などのような設備を多数設ける必要があり、それでなくとも趣味だけの世界のアマチュア無線機にそれだけの税金を投入することなど到底ありえません。それで旧技適機以前の機種を使用しているアマチュア無線家の殆どは救済措置として現在JARDが実施しているアマチュア無線機のサンプリングによるスプリアス実証試験の結果によりJARDから新たな制度の保証認定を受けられるだろうという目論見で積極的な対策を施していないようです。少なくともうちのローカルではみなそのように楽観的に構えている人たちばかりですが、当方の設備はHFが真空管ファイナルのアナログ機ばかりで、他の無線機も30年以上の骨董品をかき集めてQRVしている始末ですので、まずスプリアスの新規格を通る見込みも保証認定が成立する見込みもありません。 そのため、最悪局免の期限切れで廃局ということになります。さらに悪いことには固定局が29.11.30の猶予期限から半年のタイミングで期限が切れてしまいます。

 しかし、移動局の局免の期限が今年10月で、再免許を申請すれば29.11.30の期限を迎えても4年近く使用できるため、まずは現在真空管機のみ申請してある状態をもっと新しいトランジスタファイナルの無線機を追加し、ついでに真空管のアナログ機ではQRHのために諦めていたデジタルモードを使用するために付加装置を接続した状態で保証認定を取得して変更申請し、その上ですぐに再免許申請をしてしまおうという延命対策を企てる事にしました。おまけに修理目的で落札して修理が完了した後そのまま放り出してあったハンディー機多数ともらい物のモービル機などをあわせて変更申請の保証認定に加えることにします。

 それで新たな無線機選びですが、新しい技適の無線機を導入するとなると、固定局維持の方まで予算が回らなくなるために再免許後5年使うことだけを考えてデジタル運用との親和性が高くて世の中にたくさんで回っており中古としての値段がある程度こなれているHF無線機を選びます。最近は旧技適機もオークションでは投売り状態なのですが、結局技適以前のKENWOODのTS-690SATのオートマチックチューナー付きを38,000円で落札しました。これ、3月の頭に入手したのですが、製造年が製造番号から見ると1991年らしいので実に25年落ちです。 いろいろコンパクトなボディーに機能を詰め込みすぎたため、けっこうノイジーだという話もありますが、外部入出力のDINのACC端子があり、デジタルモードとの親和性も高いようです。その使い勝手の良さから名機と呼ばれるのも間違いではないでしょう。おまけにTS-680時代と異なり50MHzが50W出力なので、IC-551以来の10W割り当ての出力から晴れて50MHzも50W出力の運用が可能になります。
 
3月の頭に入手したTS-690SATですが、デジタルモードの諸元内容等を調べるのが面倒くさくてなかなか変更申請の書類がまとまりません。その間にずるずると時が過ぎていきました。

 現在保証認定は以前どおりTSSと新たに加わったJARDの二社で行っています。この二社には保証認定手数料に差があり、TSSは変更申請の保証認定は何台でも3000円、それに比べてJARDは1台は3000円ですが2台以上は5000円です。今回の変更申請は旧技適機を含めて台数が10台にもなるためにTSSのほうがお得なのですが、以前JARD主催のアマチュア無線免許養成講習で講師料を何度もいただいたので、今回はJARDに少し還元することにしました。
(続く)

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