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July 07, 2018

CLEAR 8x30mm 9°Zタイプ双眼鏡

Dvc00967 大阪の光学製品販売卸の会社、クリアー光学のブランド名がついた双眼鏡です。
クリアー光学の設立は昭和51年とのことですので、それ以降に作られた双眼鏡であることは確かですが、当時急激な円高やオイルショックを経過してもまだ残っていた双眼鏡組み立てメーカーというのは何社くらいだったのでしょう。
 その円高・オイルショックを乗り切った国内メーカーのOEM商品です。

 光学製品卸専門会社で大阪にかつてあった会社にプリンス光学という会社があり、各地のデパートを中心に天体望遠鏡や顕微鏡の児童用普及機種を卸していた会社でしたが普及品のOEMゆえにその情報はネット上にもほとんど残っていません。デパートに口座を持っていたくらいの会社ですからそれなりに歴史も信用もある会社だったのでしょう。当方、小学校1年のときにデパートで買ってもらった顕微鏡がこのプリンスの商標がついた150倍の単眼顕微鏡で、形は本格的な顕微鏡ながら見え方は最悪。何か自分のまつ毛ばかり見えていたような記憶があります。
 Dvc00968 このクリアー光学ブランドの8x30mmの双眼鏡ですが、昭和50年代の双眼鏡のためか旧態依然の7.5°という視野から広角の9°の視野の双眼鏡になっています。確かに実視界は広いのですが、周辺像は当然のことゆがみ、中心部も周辺部も解像度とコントラストもあまり良くはありません
 対物レンズの遮光筒も省略され、内部の仕上げも半光沢の鍍金処理のようです。またプリズム表面はコーティングされていないような。このような仕上げの双眼鏡ですから所詮コストダウンの産物というような気がします。

 ところで、このクリアー8x30mmはアストロ光学の7x50mmにそっくりなのです。デザインもそうなのですが、貼り革が色も含めて同一の格子模様のもの。ピントリングのデザインだけ異なりますが、もしかしたらアストロ光学の双眼鏡同様にパルス光学の製品でしょうか?ただ、昭和50年代に突入してからの双眼鏡のため、双眼鏡のどこにも輸出業者コードの痕跡もありません。そのため、この双眼鏡を実際に組み立てた会社がどこなのか、特定する証拠はありませんでした。

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