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October 29, 2018

エアコンスターダクトメジャー(コンサイス製)

 横浜の現在旭区にある空調部品製造業者のエアコンスターという会社が発売したダクトメジャーという流量計算尺です。なんと現在でもこの会社に注文すると入手出来る現行商品らしいです。さらに直径11センチの小型と直径15センチの大型の二種類があり、小型は7500円、大型は12000円なんだとか。そして裏側にはコンサイス謹製と書かれてある通り、企業の特注によりコンサイスで作られた製品であることがわかります。
 こちらは15センチの大型ダクトメジャーで、表面は冷暖房のための空気配管用、裏面は温水冷水配管用の計算を行うものです。目盛は配管の太さ、温度、圧力、流量などを相互に計算直読するもので、ある条件を変化させることによりすぐに相互の変化の値が読めるため、いまだにこういうアナログな計算尺が重宝される数少ない業界が空調関係かもしれません。
 まあ流量計算というのは当方の専門外なので、それを知りたい方はこちらを参照下さい。
 このダクトメジャーの特許はこのエアコンスター社が所有している特許で計算尺に書かれている所在地も旭区に移転する以前の横浜市港北区の住所が記載されているため、一度ミニマムの数量でコンサイスに発注した物がいまだにほぼ不良在庫として残っているみたいな感じです。
こういうものは古くなっても使えなくなるわけでもなく、今後も在庫が尽きる迄売り続けられるのでしょうが、はたして直近では年間何件くらいの問い合わせがあるのでしょうか?何か人ごとながら気になってしまいます。
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彫刻家藤戸竹喜さんのこと

 阿寒湖畔で長年活躍されてきた彫刻家の藤戸竹喜氏が亡くなりました。
竹喜さんとは今から35年近く前の当方20代前半のときに東京の渋谷でお会いしたのが最初で最後だったのですが、そのときのことを少々書いておきます。

 当時渋谷の店の日給月給のアルバイト時代で、おそらくは人生で一番貧乏で将来の夢も希望も持てないような生活の時代でしたが、ある平日の朝、店の開店準備をしようとしていたときにふらっと店の中に現れた後姿の大きな人がいました。
くるりと振り向いたのは堂々たる体躯のぎょろりとした目を持つりっぱなアイヌ民族の人でした。
 そしてうちでアメリカから直接買い付け、1ヶ月先に到着予定で予約を受け付けていたアメリカのフライトジャケットCWU-45/Pのことをどこから聞きつけていたのか北海道から上京したついでにうちの店にやってきたとのこと。
 まだ予約を取るためにマネキンに着せてある見本が一枚しかなく、それをどうしても売ってくれとご所望。最後には「同じ北海道人だべや」なんて言われて社長に相談して結局は見本で一枚しかないCWU-45/PのLサイズを渡してしまいました。マネキンから見本をはがして持っていったのは竹喜さんと有名な結婚詐欺師クヒオ大佐の二人だけです。
 そのときいただいた経木の名刺に「彫刻家 藤戸竹喜」と書かれており、阿寒湖畔に工房を持っているということで、今と違ってネット検索できるわけでもなく、てっきり観光客むけの熊の木彫りのおやじかと思っていて有名な彫刻家だとは思ってもみませんでした。その藤戸竹喜という名前を良く目にするようになったのは北海道に帰って来てからの事です。
 そして竹喜さんがジャケットを送って欲しいというので、どこに送ればいいかとたずねると「北海道阿寒湖畔、藤戸竹喜で荷物は届く」と言い残して店を後にされました。
 半信半疑で宅急便の伝票に北海道阿寒湖畔、藤戸竹喜とだけ書いて荷物を出したのですが、それで無事に届いたのは言うまでもありません(笑)
 3年後の5月、ユースホステルを泊まり歩いて道東旅行に出かけた際、阿寒湖畔の竹喜さんの工房に寄ったのですが、残念ながらご不在でした。

 まあ、こんな思い出しか当方に書くことは出来ませんが、彫刻家として人生を全うされた竹喜さんのご冥福をお祈りします。

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October 28, 2018

日本製らしい真鍮タンクのバタフライランタン

Dvc00248  関西の大きな被害をもたらした平成30年台風21号が北海道を通過した9月5日の翌日6日未明に胆振地方東部で最大震度7を観測する地震がありました。
震源から40キロ近く離れたわが町でも震度5強を観測しましたが、最初小さな縦揺れからいきなり大きな横揺れになり、手近においてあるヘルメットを被る暇も猫を抱き上げる暇も無く本や無線機やパソコンまで落下しました。
ベッドの上も床も落下物の山になり、10キロに成長したメインクーンのベルクもラグドールのうにも下敷きになって圧死したと思い、急いで電気をつけるとベルクはベッドと壁の間に頭をつっこみ、胴体も本の直撃を免れ、うにはたんすとベッドの間の安全空間に潜り込んでいたためにこちらも物の直撃を免れて奇跡的に無傷でした。部屋のドアを開けようにもドアの外側に物が落下してドアが開かず、仕方が無いので二階の屋根伝いに階段踊り場に窓を開けて進入し一階に下りてまずありったけの容器に水を確保し、風呂桶にも水をためるということをしました。
そうこうしているうちに停電してしまい、ミニマグライトの場所がわかっていたので手探りでマグライトを探し出して点灯し、つぎに前日の台風の停電対策用に石油を入れてあったうちで一番大きなDIETZのハリケーンランタンNo.80ブリザートにマッチで火を灯し、それを持って一階に降りたのと逆ルートで二階に戻り、この灯油ランタンの明かりでその後も頻繁に起こる余震の揺れを気にしながら明るくなるまでの一時間半あまりを過ごしました。
 しかし、このすぐ使えるハリケーンランタンが在ったのは実に心強く、電池のなくなる心配をしなくとも済み、災害時にはツナ缶で明かりを取るよりもハリケーンランタン1個備えておくのがいかに有効かということが身にしみました。
 家の周囲では余震を恐れて道端で懐中電灯を照らしながら明るくなるまで外で過ごしているアパートの住民などけっこういましたが、ポケットラジオさえ用意していないようでした。
 近所の発電所が地震の影響で深刻な被害を被り、そのために北海道全体が停電し、いつ停電が解消するかわからないという情報だったので、3日は停電すると思って朝には石油の吊りランプをはじめ3基くらいに給油して停電の夜に備えたのですが、被災地優先措置だったのか停電は地震から9時間後の14時すぎに解消し、電気の無い夜を過ごさないで済んだことは言うに及ばずその日の晩には炊飯器も使え風呂のお湯も沸かせるというおおよそ被災地ではないような日常に戻ってしまいました。
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 それでも市内では停電が解消した地区は半分にも満たず、停電が解消しなかった地区では携帯電話の充電場所を探し回り、ホームセンターにカセットガスのボンベと乾電池と飲料水を求めて何時間も並び、夜は懐中電灯の明かりでカセットコンロで沸かしたお湯でカップ麺を啜っていた家が多かったようです。停電が翌朝まで解消しなかった妹宅では車はPHVなのでそこからリールを引っ張り、まず冷蔵庫の中身が解けないように電源確保し、余剰電力で電磁調理器を使って煮炊きしたそうです。新しい停電対策として今後こういうやり方が増えていくのでしょう。
 その地震による停電が9月の初めだったために暖房の心配はありませんでしたが、北海道は電気を使わないと作動しない石油ストーブやましてオール電化の家が多いため、地震以降冬場の災害による停電を懸念して電気を使わなくとも使用できるポータブルの石油ストーブが飛ぶように売れて家電量販店でもホームセンターでも手ごろな価格のものは売り場から姿を消しています。
 うちは反射式の古い石油ストーブは2台ありますが、まだ朝晩しか暖房を使用しない時期にはリビングでアラジンの石油ストーブを使用しています。その他カセットボンベを使用するガスストーブもありますし、ランプは売るほどあるので、また停電に見舞われても大丈夫でしょう。 
 ただ、灯油ランプはLEDなどのランプと比べるといかにも暗く、こんな明るさじゃゴハンも食べられないという人もいるのでしょうが、昔のひとはこの豆電球くらいの明るさの下で夜は生活していたのです。
 そこにいきなり加わったのが灯油使用の加圧式マントルランプ。これ、6月に亡くなった叔父の釣り道具小屋を整理していた従妹が持ってきてくれた代物でバタフライランタンです。香港製かと思って別にありがたみも感じてはいなかったというのが正直なところでしたが、ダメな加圧式ランタンの代表みたいに言われるバタフライランタンにしては作りこみも悪くなく、さらに良く見るとまだ西ドイツ時代の工業硝子メーカーショット社の風防硝子がついています。また最初からリフレクターがはめ込まれていました。
俄然よく調べてみる気になり、ネット上の情報を検索するとバタフライランタンは中国製だけではなくどうやら日本で組み立てられたものも存在するらしく、その識別法はタンクが真鍮製か鉄製の違いがあるとのこと。ためしに磁石を当ててみると確かに磁石がくっ付かないためにタンクは真鍮製のようです。さらに風防硝子はmade in West Germanyなので統合前の西ドイツ製であることから、おそらくは30年はゆうに経過している古いシロモノのようです。
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 そうなると自身は炭鉱の安全灯の専門でキャンプ用の灯具にはまったく興味がないとはいえ、そのまま放っておくには忍びなく、整備する気になってしまったのですが、工具や消耗品は一部が欠品ながら黒のビニールレザーの収納ケースの中にマントル5枚と一緒に入っていました。とりあえずはポンプが固着していてまったく動かないため、パッキンを交換する必要がありますが、ポンプの革パッキンは予備の部品が入っていました。ネットの情報とyoutubeの実際の取り扱い動画などを見ながら圧力漏れや各部の緩みが無いことを確認。なにせ数回くらいしか使われた形跡が無い個体だったのでそのままいけると思い、何十年もそのままだった黄色に変色した灯油をタンクから排出して新しい灯油を500cc補充。メーターを見ながらポンプで加圧してプレヒートバーナーを点火しようとするとどうもガスの出が良くないようで、ノズルが少々つまり気味のようですが、徐々にガス圧も安定してきて盛大に炎を上げます。
 そしてコックを下に回すとマントルに着火するものの半分くらいしか明るくなりません。さすがに古いままのマントルではダメなようで一旦圧を逃がして消火し、冷えるのを待ってトップを外し、新しい500CPのマントルを取り付けます。
 そして再度プレヒートバーナーで一度マントルを焼き、再度プレヒート1分少々でコックを下に回すと見事マントルにやや黄色っぽい光が点りました。
 よく新しい中華製シーアンカーなどのランタンが炎上するという情報や動画を見ましたが、炎上することもなく、ポンプの革パッキンを交換しただけで殆ど手が掛からなかったのはもともと出来が悪くなかったからでしょうか?
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 そしてこの日本製らしいバタフライランタンの正体ですが、プレヒート用アルコール皿が付属していて、さらにトップの作りが違うのでフシミ製作所で作られたものではないようです。そして付属していたのが紙箱ではなくビニールレザーのキットケースになっており、それはオリンピック釣具名義で発売したものに近いのですが、ケースにオリンピックのロゴがなく、バタフライのエンボスしかありません。叔父が釣り道具の一つとして買い求めたものなので、おそらくは釣具店で昔買い求めたものに間違いはなさそうです。山用品やキャンプ用品の専門店に出かける人ではないので。そのため、オリンピック釣具のバタフライランタンを手がけたメーカーの製作ながらオリンピック釣具とは異なったルートで販売されたものだと断定できるかもしれません。 国産品のバタフライランタンには間違いないようです。
 ところで、これをもってきてくれた従妹からこんなものも出てきたけどいるなら捨てないで確保しておくというメールとともに送られてきた画像は何と古いホエーブスとコールマンのケロシンストーブ。
 こういうのもありがたがってオークションで競り合う趣味はないのですが、とりあえず確保だけお願いしておきました。しかし、双方ともにさほどは使用しないまましまい込んでしまっていたようですが、見る人間が見たらとんだお宝が転がっていたと思うかもしれません(笑)
 

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October 26, 2018

教育計算尺研究所電気用No.100(コンサイス)

 たしか蔵前工業高校を最後に定年退職され、計算尺の解説などの書籍を多数執筆し、昭和30年代はHEMMI計算尺の出張講師などもされていた杉浦次郎氏が晩年自身が主催されていた教育計算尺研究所名義でリリースしていた円形計算尺の一つNo.100電気用計算尺です。他にNo.120一般型、電子用のNo.380などがありました。
 またこの一連の計算尺はすべて杉浦次郎氏が考案・設計したものなのでしょうが、なぜかコンサイス刻印が入っているものと入っていない物があり、さらにNo.380のように説明書は教育計算尺研究所なのに計算尺自体にはコンサイスのメーカー名以外ないというものなど、いろいろなパターンが存在するようです。
 このNo.100はC,D尺の直径が約6.5cmと小型の一般用計算尺No.27の精度に等しく、直径はNo.27の8cmに対して9cmと一回り大きな計算尺です。それでもコンサイス製の円形計算尺としてはやや小さめの計算尺です。
 表面はいきなり交流の力率やベクトルなどに絡む計算に使用する尺がメインで外周部分がP2,R2の二分割、2乗どうしを計算するP1,内周部分にQとラジアン、度の換算目盛を備えます。裏側は外周部分にCos.Sin尺、A尺、内周部分にB尺、Tan尺、C尺が並びます。
 まあ言うなれば目はずれのないHEMMI No.153のポケットタイプみたいな感じでしょうか。
 表面にいきなり交流系の電力などのベクトル計算などの尺を持って来たのはちょっとやり過ぎで、表面と裏面のレイアウトが逆だったらまだ使い勝手が良かったような気がするのですが。
 その教育計算尺研究所リリースのNo.100,No.120,No.380のうち、No.380の電子用は説明書もコンサイスのものに改められて再リリースされていますが、他は代替するものが多いので、あえてコンサイスブランドにすることなくディスコンになってしまったのでしょうか?
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October 25, 2018

技研 No.206 8" 検定試験初級用計算尺

 山梨の甲府に存在したプラスチック製計算尺を主にOEM生産していた技研工業のNo.206 検定試験初級用計算尺です。多くの技研計算尺同様にこちらも未使用のデッドストックで出て来たものです。
 8インチサイズの√10切断の計算尺で2乗尺3乗尺を備える取立てて特徴に無い学生用計算尺ですが、何をして検定試験初級用としたのか、その意図がよくわかりません。内容的にはNo.45にK尺が加わったHEMMIのNo.45Kに変わりません。
 構造的にはバックプレートにアルミの板を芯にしたプラスチックの3層構造を持つプラスチック製計算尺で、いまだに狂いも無く滑尺もスムースに動きます。このアルミのバックプレートが加わり、滑尺さばきを自由に調製出来るのでスピード勝負の計算尺検定に向いているということなのでしょうか。
 説明書の商品リストの価格は昭和38年1月現在とありましたので、その前後の製造ということになります。というよりも技研が自社の名前で計算尺を販売したのは昭和37年から昭和40年頃迄に限られるので当然ですが。
 面白いのはC尺とCF尺の1と10を表す目盛の1に逆ベース型の囲みが付いていることで、これはほかに見た事がないような。位取りを間違えないようにしろというコーションの意味合いなのでしょうか?ケースは黒の擬革紙の貼り箱です。
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October 24, 2018

NIKKO No.5 8"学習用計算尺

 NIKKO No.5という8インチの学習用計算尺です。
 おそらくは戦後の混乱期を経た昭和20年代中頃くらいの製品ではないかと思いますが、粗製濫造期の計算尺にふさわしく固定尺が木材、滑尺が竹でそこにビニールでラミネートさせた目盛を印刷した紙を貼付けるという計算尺で、カーソルもセルロイドを曲げただけの簡単なものが付属しています。木製の固定尺は何となくワンピースのような感じで、そこに滑尺のはまり込む溝を加工してあるのですが、おそらくはこういう構造の方が固定尺を別に作って接着するよりもコストが安いのでしょう。たぶん売価150円というのが決まっていて、各社それに見合った計算尺を作り合ったということなのでしょうが、HEMMIは150円でNo.22を作り、ニッコーは木と竹を使って印刷した紙を貼ったNo.5を作ったということになります。滑尺はセルロイドを使っていないためセルロイドが縮んで激しく反るということはないものの張り合わせ構造ではないため、やや緩く反ってはいます。また、固定尺と滑尺のギャップ調製が出来ないため、素材の収縮で隙間が広がってしまったのは致し方が無いことでしょう。
 滑尺が上下固定尺よりも長いというのは固定尺と同長に削り込む際に滑尺の目盛と固定尺の目盛をピタリと合わせる手間を省いたためで、このような粗製濫造計算尺にはありがちな形体です。
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October 23, 2018

AKEBONO No.820 学習用計算尺

 AKEBONOブランドのNo.820というオールプラスチックの学習用計算尺です。
素材はベースプレートを含めてすべてプラスチック製という計算尺で下固定尺と上部分の滑尺の2ピースしかありません。いわゆるHEMMIのNo.22と同構造の計算尺なのです。だだHEMMIのNo.22と異なるのはK尺が追加されて合計5尺に増えていることと、滑尺と固定尺が同長になっていること。さらにカーソルがNo.22よりもややまともなバネ入りのカーソルになっていることでしょうか。 それでもカーソルのバネはHEMMIの戦時尺のようにカーソル半分の長さしかありません。また、8インチサイズのHEMMI No.22より基線長が短く、7と3/4インチという妙なサイズの計算尺です。
ただ、驚いた事にKIMさんコレクションのAKEBONO No.820はHEMMIのNo.22と同じ4尺なのです。いつのまにかK尺が増えてしまったのに型番が同じNo.820とはこれ如何に?K尺が増えたことによってもともと刻まれていたメーカー名や型番が横のスペースに移動しています。
 また、裏側には副カーソル線窓が開いているのですが滑尺が反らないように真ん中に樋が通っているため滑尺裏には目盛を刻むことが出来ず、実質的に無意味な細工です。
 このAKEBONOというブランドですが他に8インチの学生用計算尺や10インチの計算尺などもリリースしており、その薄い構造や目盛の刻み方からして個人的にはどうもその供給先を山梨の技研系に求めていたのではないかと推測しています。ただ、リアルな技研の計算尺と比べるとプラスチック計算尺としてその構造がまだプリミーティブな点があるので、その製造年代は昭和30年代初期から中頃まで遡るかもしれません。まあ、それ以上は解明することが困難な計算尺メーカーです。
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Akebono820


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October 22, 2018

HEMMI No.P35 新幹線開業記念見本品

 新幹線開業記念品として現場の国鉄職員や建設などに関わった建設会社の職員などの関係者に対して配られたのが開業日やJNRマークが入ったNo.2634の5"ポケット計算尺ですが、出て来る数からしてもおそらく相当な数が配られたのではないかと思われます。たぶん数百という単位ではなく2-3000本くらいは作られないとオークション上に何本も出てこないと思われます。
 そして今回出て来ましたのが何と新幹線開業記念品としてヘンミ計算尺が国鉄本社に提案したのにも関わらず、見事に不採用になったP35です。まあこんな物が出てこなければP35も開業記念品としてヘンミから提案されていたなどということも知りませんでしたし、おそらくは見本品として数本もしくは多くても1ダースくらいしか作らなかったのではないでしょうか。もちろん物品税の課税対象外とするためかSAMPLEの赤文字がしっかり刻まれています。
 P35というとそのほとんどは企業のノベルティーとして裏側に社名やマークなどをスタンプするのに適しているためか、昭和40年代前半から半ばくらいにかけて企業向けの物がオークションでも結構な種類、出回っています。コレクション対象にはその種類を集めるのはいいのですが、使うほうにしてみれば三角関数がばっさりと省略されているため、技術計算用としてポケットに忍ばせるというわけにもいかず、それが新幹線開業記念品として不採用になった理由だとも考えています。No.2634のほうがP35なんかよりもけっこう割高だったはずですが、そこは当時新幹線計画をリーダーシップで推し進め、新幹線や国鉄の質の改善の最大の功労者だったのにも係らず、三河島事故で引責して辞任し、新幹線開業式に招待もされなかった十河信二国鉄総裁の職員に対する親心だったかもしれません。三井物産出身の新総裁石田礼助は当時新幹線に関しては懐疑的だったと言われていますが、彼なら紅白饅頭でも配ればそれで良いなどと言い出したかもしれません。
 そして開業記念品として配られたNo.2634は赤いJNRマークに東海道新幹線開業記念1964.10.1の文字が入り、皮ケースにもJNRマークが打たれた品物です。
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October 21, 2018

ACU MATH No.1240 5"ポケット計算尺

 アメリカの計算尺メーカーACU MATHのNo.1240、5インチのプラスチック製片面計算尺です。
ACU MATHは社名がACU MATHに変わる以前からチープな木製計算尺を製造する会社でしたが、経営母体が何度か変わり、このNo.1240を製造した1965年ころにはスターリングプラスチックという会社の実質的な傘下にあったと思いました。その後スターリングプラスチックの完全子会社になり、ACU MATHの名前も消滅してStarlingの商標に変わってしまうのですが、1969年に再度ボーデンに身売りされた後1972年迄計算尺の製造が続いたという話です。
 メーカーとしてのACU MATHは全期間を通じて初心者用、学生用の計算尺生産に徹していたところがあり、特殊計算尺の製造なども見あたりませんが、1940年代後半から1950年代後半までに製造していたマグネシウム芯にプラスチックを貼付けた構造の両面計算尺が唯一特色のある見るべき計算尺です。
ACU MATHの商標はスターリングプラスチックの傘下に入ったのちに消滅し、以後はスターリングの商標でチープな学生用計算尺の生産が続きます。
 このACU MATH No.1240は片面7尺を持つ計算尺で、上からK,A,[B,CI,C,}D,Lの内容で裏面はなし。三角関数絡みの計算はすっぱりと切り捨ててしまった内容はいくら初心者用としても日本では受け入れられなかった内容かもしれません。このような薄くてチープなプラ製計算尺ですが、さすがにアメリカ製だと思うのは薄いながらも本物の牛革シースタイプのケースが付いていることでしょうか。日本だったら絶対にビニールのサックケースになってしまいます。似たようなプラ製の計算尺にHEMMIのP35がありますが、P35よりこちらのほうが薄くてへなへなした感じで有り難みもあまり感じません。こちらもHEMMIのP35同様に企業のノベルティー需要を狙って作られたものだたのでしょうか?
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October 20, 2018

CPU-26A/P 米軍航法計算盤(フライトコンピュータ)

Cpu26p 主に固定翼機で比較的に小型の単座複座の米軍機で使用されたCPU-28A/Pという形式の付いた航法計算盤です。形体と内容は第二次大戦中に開発されたE6Bという航法計算盤の改良版ですが、狭い機体の中でも使用できるように小型化されているのが特徴です。ちなみにE6B系統の円盤部分の直径が5インチなのに対してCPU-26A/Pの円盤部分の直径は3,1/4インチほどしかありません。計算尺にしていうと10インチ尺に対する5インチポケット尺という位置づけでしょうか。s
 おそらくはクラムシェル式に蓋が開いて物が収納できるニークリップボードに合わせたサイズなのだと想像しています。また黒いプラスチックのアイレットが設けられていますが、機体の機動でGが掛かってどこかに飛んでいかないように、また胸のポケットからすぐ取り出せるように首からランヤードでも掛けていたのでしょうか?軍用ゆえに簡単なブラスチック製というわけではなく総金属製の航法計算盤です。 
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 使われた期間も長く、数も多かったためか製造メーカーは何社かあるようで、この個体はFELSENTHAL INSTRUMENTS Co.という会社が米軍に納めたものであり、MIL.SPEC.No.MIL-C-27216AとCONTRACT No.AF36(600)-16489 FEDERAL STD.No.FSN6605-064-6911、ならびにちゃんと官有物を表すU.S.PROPERTYの刻印が打たれています。メーカーによってビニール製のシースの形状色合いが微妙に異なっているようです。
 E6Bで出来る事はすべて網羅していると思われます。AIRスピードの表示によって固定翼機用と回転翼機用があるらしいのですが、詳しくはないので同種の回転翼機用の形式名はわかりません。
 これは以前大阪の軍装品屋から入手したもので、おそらくは中古のフライトジャケットのポケットあたりから出てきた余禄だと思われます。昔、学生時代のアルバイトで払い下げ品の仕分けしていた経験があるので、こういう衣料品関係からガムやキャンデーはもちろんのことポケットナイフやライターなどの小物が出てくることは何度かありました。PORNO雑誌の頁を切ったものなんていうのもありましたね(笑)

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October 19, 2018

HALDEN'S CALCULEX 懐中時計型計算尺

Halden HALDEN'S CALCULEXという英国製の懐中時計型円形計算尺です。こちらは正真正銘日本に昔からあった品物で、東京の某所旧家の片付けの際に出て来た品物だということですが、売り主に何か計算用具らしきものという認識しかなかったので、苦もなく1.5k円で入手したものです。
 5年程前ですがオークションで旧ソ連時代のKL-1という懐中時計型の円形計算尺が多数出回ったことがありましたが世界的にはこの懐中時計型計算尺は1900年代初めから1915年あたりまでに流行し、多くの国で作られたものの、1920年代後半には廃れてしまった計算尺の1ジャンルです。
 さすがにこの時代、まだ精密にこれだけの目盛を実用に堪えるだけ正確に刻むのは無理だったとみえて、日本ではこの懐中時計型計算尺を作ろうとしたり、実際に売り出されたという話は聞いた事がありません。この懐中時計型計算尺は銀座の玉屋商店や中村浅吉商店などの測量用品などの輸入を手がける会社が少数輸入しただけです。明治43年の玉屋商店商品取扱目録中にAW.FABERの計算尺などとともにHALDEN CALCLEXが出ていますので、興味のある方は国会図書館を検索してみましょう。
 それほど暇ではない方に玉屋の目録を当用漢字に直してみると「専売特許円形計算尺 Patent Circular Slide Rule :本器は金属板の両面に対数の尺度を目盛し、縁は輪状の金属製にして指線を有する硝子を以て金属板の側面を覆い而して尺度金属板は蛇目型の板と其板の内縁に接する円形板とより成り蛇目型金属板円形金属板とは普通の計算尺の本尺と滑尺との如き関係を有し此所に掲げたる円は即ち本器の表面並びに側面を原寸にて顕わしたるものなり。
Halden_5
表面には5種の尺度を有し、外辺に接して第一は対数の尺度にして第二及び第三は普通計算尺のA及びB尺に該当するするものなり。内辺の第四及び第五はB尺の平方根なり。
裏面には六種の尺度を有し、外辺に臨みて第六は角度にして第七及び第八は計算尺の尺度即ちA尺B尺なり。内辺に位して彫まれたる第九第十及び第十一はB尺に対しての立方根なり。
 前述の如く本器は他の計算尺には見る事を得ざる立方根の目盛を有するを以て普通の計算尺に於いて不便を感ずる立方根の計算に際して本器を用ゆる時は直ちに算出する事を得るべし。
X計算尺は最も有要なるものにして且つ叉だ信頼す可き器具なりとは世人の等しく認識する所なれども未だ一二の不便なる点を有するに至っては実に遺憾とする所なり。即ち吾人の懐中用として携帯に不便なると且つ叉た其使用に対し如意活用せしむる事を知るの難事とるとの二点なり。
 然るに本器は図に示すが如き小型なるを以て前者の不便を補い且つ叉た此後者とる難事を除去せんが為に特に此円形計算尺の袋中に納め得る形状寸度に調製せられたる土木、建築、機械、電気、工学上必要となる諸公式より銀行、会社、消火に於いて日常使用する諸計算の表に至る迄で網羅する約二寸角にして厚一分位の小冊子を添え共にチョッキのポケットに入れて携帯し、必要に応じて取り出し何時にでも本器と個小冊子とを合わせて活用する事を得るの便利なるは実に他の計算尺に於いて見るを得ざる独特の長所にして、一度本器を此小冊子と共に併用し其携帯に便なると此小冊子の有益なる事との妙味を感じ給わば恐らく一日も携帯せざるを得ざるに至るべし。故に試しに一器購い使用せられん事を切に希望する所なり。小型円形計算尺 P`atent Circular Slide Rule ,wity little use full table and fomular book in morocco case  8.000円(明治43年)」
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 まあ明治の文語調の言い回しは回りくどくてわかりにくいのですが計算尺マニアなら言っている事はすべて理解出来るでしょう。しかし、他の掲載商品に比べてこの懐中時計型計算尺の説明はまるまる一頁を使用していて、玉屋商店のなみなみならぬ販売意欲を感じてしまいます。発注単位としてワンロット数百個も押し付けられたのでしょうか?(笑)
 懐中時計型の円形計算尺ですがこの文章の通り持ち運びに便利でかさばらないため、いつでも携帯出来るというのが最大の利点なのですが、小型ゆえに基線長が稼げず精度が見込めないことと、それこそハズキルーペでもないと誤認しそうな細かい目盛間隔、スピード計算・連続計算にに向かないなどのこともあり、学術計算分野では棒状の10インチ計算尺に押されて廃れてしまったのでしょう。
 その懐中時計型計算尺を80年代前半くらいまで作っていた旧ソ連もすごい国ですが、そのソ連のKL-1はいったいどんな職業の人が使用していたのでしょう?
 メーカーはJ.Halden & Co.、イギリスはマンチェスターに存在していた会社ですが、マンチェスターにはほかにFlowerという別な懐中時計型計算尺を製造していた会社があり、そちらのほうがいろいろな種類が存在していたようです。なぜマンチェスターという地方都市に数少ない懐中時計型計算尺のメーカーが2つも存在していたのか、おそらくは偶然ではなく、何かしらの理由があったはずです。もしかしたら実際に製造に携わった工場は同一かもしれません。このHALDEN'S CALCULEXは 1900年に製造が始まり製造中止は1925年だということを聞いています。他にデスクトップ型の直径12cmほどのものもあったようですが、さすがに日本には輸入されてはいないでしょう。


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October 04, 2018

Kenko 7x35mm 11°BL型超広角双眼鏡(大塚光学)

Dvc00214 Kenko 7x35mm 11°の超広角BLタイプ双眼鏡です。こちらは以前の光機舎製のKenko 7x35mm 11°超広角よりも年代的には新しく、製造はDia-Stoneブランドの大塚光学のOEM商品です。
 光機舎のものとスペックは同じもののデザインを含めてこちらはかなり近代的な双眼鏡で、それというのも筐体がこちらは金型による射出成型品になったようで、上下二分割の金型から成型品が抜けやすいように考えられた構成の設計になっており、おそらくは対物側と接眼側の二分割の金型が使用されているようで、筐体は内部が釣鐘状でがらんどうな印象を受けます。
 上下二分割の金型のためかストラップ吊りが本体に鋳込むことが出来ず、後付になっているのが特徴です。また型抜けを容易にするためか、はたまたデザイン上の特徴とするためか、筐体の接眼側の左右がななめ45°にすっぱり切り落とされており、その部分を覆うかたちで接眼側鏡板が回り込んでいます。そのため妙に左右が長くて大きいという印象がなく、ごろりとした感じはあるものの割とコンパクトにまとまっている双眼鏡です。
 また、これもデザイン上の特徴か焦点調節の輪が転輪が軸全体を覆っていて、両手で持った際に握りなおさずに右手の中指で焦点調節できるというメリットがあります。コーティングは薄いアンバー色の全面コートです。
Dvc00213 分解する前にいつもの通り遠くの送電線鉄塔の天辺を覗いてみるときれいに左右と上下がずれていましたのでオーバーホールついでに調整することにします。対物側から内部を光に透かしてみたところでは経年でプリズムの表面にやや曇りはありますが、カビのスポットなどはなさそうです。
 対物側のレンズの裏側は曇りも無くクリアだったので、今回は対物側を分解せず接眼側から分解。対物側から昇降軸ストッパーネジを抜き、転輪を回して接眼レンズアッセンブリーを抜き、接眼ガイドスリーブをベルトレンチで緩めて抜き、側面ネジ各1本を抜いて左右の鏡板を取り外すとプリズムアッセンブリーが現れます。このプリズムアッセンブリーの3本のスクリューを抜くとアッセンブリーごとプリズムを外すことが出来、プリズムを外して無水アルコールで洗浄。左右のアッセンブリーのプリズム洗浄後に筐体にアッセンブリーを戻した後、鏡板をつけずにガイドスリーブだけねじ込み、接眼レンズアッセンブリーを戻して視軸の確認をすると上下左右にずれており、対物レンズセルに仕込まれたエキセンリングでも修正しきれないため、プリズムアッセンブリーの3本のネジを僅かに緩め、その隣にあるマイナスのイモネジを調整し、遠くの送電線が一致するように調整していきますが、その際エキセンリングはニュートラルに戻しておくことを忘れないようにしないと最終的にエキセンリングの調整しろが無くなり、微調整できなくなります。
Dvc00212 また、視軸の調整は人間の視差ずれを脳内で一致させる能力により左右のずれがなかなか合っているのかどうかわからないことはありますが、その際は転輪を回してアウトフォーカスにした際に左右がずれているかどうかではっきりわかると思います。また、片側の視度をずらしてみても左右が一致してるかずれているのがわかるはずです。
 最終的にエキセンリングで微調整しなくともプリズムアッセンブリーの3本のイモネジの微調整で視軸は一致しました。この際にわかったことですが、この双眼鏡は三脚に固定する手段がまったくありません。ヒンジ部分のカバーをはずしても三脚ネジなどは存在しませんし、そもそもヒンジ軸全体を覆う転輪のためにこの部分にも三脚アダプターを噛ませる余地がないのです。そのため、BL型は三脚固定でプリズムアッセンブリーのイモネジを微調整して視軸調整するのですが、この双眼鏡は手持ちで調整するしかありませんでした。
 さて、同じくKenkoブランドの光機舎性7x35mm 11°との比較ですが、覗いてみると光機舎の双眼鏡のほうが視野が圧倒的に明るいのがわかります。どうも大塚光学のこの双眼鏡は時期が新しいということもあり、筐体内部の反射防止が手抜きされ、また対物側のプリズムカバーも省略されてしまい、内部反射が光機舎のものよりも多いのが原因でしょうか。しかし、視野周囲の像のゆがみは光機舎のものが超広角ゆえにかなり大きいのに比べ、こちらの大塚光学のほうはけっこう小さく許容できる範囲だという違いがあり、見ていて疲れないのは大塚光学のほうでしょう。中心部解像力に関しては光機舎のほうが良く、大塚光学のほうはやや見劣りするのですが、これは全像面の均一性を取るか、周辺部を捨てて中心解像力を取るかのコンセプトの違いでしょうか。
 重量は光機舎960gに対して大塚光学は920gです。筐体切り欠きの分だけ軽いのかもしれませんが実際の重量以上に軽く感じられます。
 また接眼レンズ外玉径は光機舎のほうが圧倒的に大きく、光機舎28mmに対して大塚光学22mmとなっており、後ろからの映り込みや逆光で接眼側から漏光し、コントラスト低下の原因にはなりにくいようです。J-B46のコードが筐体接眼側ブリッジに刻印されていました。
 さて、この大塚光学製7x35mm 11°双眼鏡の年代ですが、構造からすると金型の放電加工機の普及によって精密なダイキャストの成型品が手軽になった70年代末から80年代にかけての製品でしょうか。光機舎が輸出双眼鏡製造から退いた後に大塚光学に生産シフトされたカテゴリーの商品でしょうが、そこは大塚光学らしくただのBL型ではなくオリジナルデザインになったことは意義があったと思いますが、なんか筐体が平板で持った手によくフィットするかというと、どうもそうではないようです。ちょっと後のカメラの人間工学的な握りやすさとは同じ光学製品でも逆行してますね。
 接眼レンズのトリイの真ん中の陣笠部分にφ28mmのプラスチックのメダリオンが嵌っていたはずなのですが、これは欠落していてこれが実にマヌケに見えてしまい、なにか革シボ表面の黒い樹脂でも削ってはめ込んでおきたいところです(笑)

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