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October 26, 2018

教育計算尺研究所電気用No.100(コンサイス)

 たしか蔵前工業高校を最後に定年退職され、計算尺の解説などの書籍を多数執筆し、昭和30年代はHEMMI計算尺の出張講師などもされていた杉浦次郎氏が晩年自身が主催されていた教育計算尺研究所名義でリリースしていた円形計算尺の一つNo.100電気用計算尺です。他にNo.120一般型、電子用のNo.380などがありました。
 またこの一連の計算尺はすべて杉浦次郎氏が考案・設計したものなのでしょうが、なぜかコンサイス刻印が入っているものと入っていない物があり、さらにNo.380のように説明書は教育計算尺研究所なのに計算尺自体にはコンサイスのメーカー名以外ないというものなど、いろいろなパターンが存在するようです。
 このNo.100はC,D尺の直径が約6.5cmと小型の一般用計算尺No.27の精度に等しく、直径はNo.27の8cmに対して9cmと一回り大きな計算尺です。それでもコンサイス製の円形計算尺としてはやや小さめの計算尺です。
 表面はいきなり交流の力率やベクトルなどに絡む計算に使用する尺がメインで外周部分がP2,R2の二分割、2乗どうしを計算するP1,内周部分にQとラジアン、度の換算目盛を備えます。裏側は外周部分にCos.Sin尺、A尺、内周部分にB尺、Tan尺、C尺が並びます。
 まあ言うなれば目はずれのないHEMMI No.153のポケットタイプみたいな感じでしょうか。
 表面にいきなり交流系の電力などのベクトル計算などの尺を持って来たのはちょっとやり過ぎで、表面と裏面のレイアウトが逆だったらまだ使い勝手が良かったような気がするのですが。
 その教育計算尺研究所リリースのNo.100,No.120,No.380のうち、No.380の電子用は説明書もコンサイスのものに改められて再リリースされていますが、他は代替するものが多いので、あえてコンサイスブランドにすることなくディスコンになってしまったのでしょうか?
100


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