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October 02, 2020

RICOH No.2501 10インチ両面技術用

 あまりオークション上にも登場しないRICOHのNo.2501です。おそらくはRelay時代から製造されてきたNo.151のリプレーズ版だと思いますが、No.151は昭和48年の製造で青蓋のポリエチレンケース入りのものまで知られておりそれ以降の製造だと想像していました。
 三年前に大阪の個人から入手してそのままだったため、今回改めてデートコードを見るとWS-4Lとあり、おそらくは昭和49年4月の佐賀工場製で最後のLは諸説ありますがこれで製造終了を示すLast Issueの意味合いではなかったかと想像しています。
 No.2501に関してはあまり詳しく取り上げた方もいないため、他にどんなデートコードがあったかもわかりませんが、どうもこの時一回限りの製造ではなかったかと。それも海外からのオファーがあったもののすでにNo.151のオフサイズのすぐに目盛りが刻めるベースが尽きていたため、No.1053サイズの本体にNo.151のデザインを少々近代的にアレンジして新しいフルログログデュープレックスの計算尺を作り上げてしまったのではないかと思います。
 その余剰品が国内にも出回ったのではないかと思いますがこのRICOHの4桁両面計算尺は技術用No.2501、電子用No.2506、電気用No.2509の三種類があったようです。
 実は以前RICOHのOEM先にアメリカのENGINEER'Sという会社があり、そこの発注品かとも思ったのですが、このNo.2501は単にENGINEERですからあえて使用用途の技術用の意味合いだったのでしょう。No.2506はELECTRONICS、No.2509にはELECTRICの刻印があります。アメリカに渡ったNo.2501を探したのですがそれに該当するものは出てきませんでした。計算尺末期の製品とはいえ、あまりにも出てくる数が少ないような気がします。この3種類の中でもNo.2506がかなり玉数が少なく、No.2509は十数年前には廃業文房具店発掘モノの未開封品を含めてけっこう出てきた時期があったのですが、最近はさっぱりです。
 表面からLL1-,LL2-,LL3-,DF,【CF,CIF,CI,C,】D,LL3,LL2,LL1の12尺、裏面はLL0-,L,K,A,【B,S,ST,T,C,】D,DI,P,LL0の13尺の合計25尺、π切断ずらしでCIFは近代的なグリーンCIFです。ケースはこの末期の両面計算尺にか使用されていないボール紙芯のビニールケースでご丁寧にも裏側に赤い別珍、いわゆるビロード地が張られていますが、かえって湿気を引いてしまい計算尺保管用としてはあまり適してはいません。カーソルは両面計算尺としては最後期型に属する小型のフレームがメッキプラスチック成形品、同じくアクリルの成形品カーソル板のはまったものです。

Ricoh2501_20201002145301
Ricoh2501_20201002145501

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