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December 12, 2020

Concise No.27 (SONY ノベルティー)

 コンサイス円形計算尺のアンダーラインの片面計算尺の27シリーズですが、これはNがつかないオリジナルのNo.27です。No.27Nとの違いは内側のディスクがNo.27Nと異なって分厚く、外周が斜めに落とされてそこまで目盛が回り込んでいるため、そこが手がかりとなって内側ディスクが非常に回しやすくなっていることと、カーソルがディスクをまたいでいて、その頂点にカーソルバネが仕込まれているということでしょうか。そのため、アンダーラインの製品にしてはコストが掛かりすぎていてNo.27Nにモデルチェンジしたのでしょう。尺度は双方ともに変わりはなく、外周からD,[C,CI,A,K,]の5尺で裏側は換算表。No.27Nはノベルティー商品として使われることが多く、このNo.27も同様でこれは昔のソニーのノベルティー商品です。ところがその度合が半端なく、表側に当時のオールトランジスタの主力商品のテレビジョン、テープレコーダー、ラジオの文字が入り、カーソルに赤字でSONYのロゴが。ビニールケースにはSONYの金箔押しで、驚いたことに説明書の半ページに「RESARCH MAKES THE DIFFERENCE SONY」の広告が入るという徹底ぶりで、これくらい徹底した企業ノベルティーものの計算尺は今だかつて見たことがありません。
 先日なんか革ケースにNKK(日本鋼管)マークが入ったHEMMIのNo.30を入手したのですが、計算尺本体裏側にもなにか特別なマークが入っているかと思って期待していたら、中身はノーマルのNo.30ということがありました。かなり以前に入手したケースに日本板硝子のマークが入ったNo.30も本体はノーマルでしたし、企業ものノベルティーはケースだけ特別というのもが多い中でコンサイスがここまで徹底的に相手の要望を取り入れることが出来たというのも画期的なのかもしれません。HEMMIのノベルティー用に多く使われたライバル商品はNo.P35あたりでしょう。実際に本体に企業名やマークを入れた特注商品としてどちらのほうが安かったのでしょうか?
 思い出したのですが確か以前に東芝真空管、半導体とケースに箔押しされたNo.27を入手していて、これ今回どこに入り込んでしまったのか出てこなかったのですが、こちらのほうはカーソルこそディスクを跨ぐタイプながら、内側と外側のディスクは段差のない同一面でこれは後のNo.27Nに近いのです。そうするとどうもNo.27な内側ディスクの違いで前期型と後期型の2種類が存在することになります。まあアンダーラインの片面円形計算尺ということもあり、当方を含めてまったく注目されたことは無いと思いますけど、出てきた限りは分類するしか仕方がありません(笑)
 それで初期型の内側ディスクの形状と尺度は同じくコンサイスのA型換算尺に似ています。同然直径は異なりますが。

Concisesony27
Concise27

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