コンサイスA型単位換算器(千代田化工建設社内用)
コンサイスのA型単位換算器ですが、これは過去にもノベルティーものとして配られたものを取り上げています。ところが今回のA型換算器は特殊な業務用途として本体裏面に見たことのないオリジナルの換算表及び換算式が。それも微妙に尺貫法がごちゃまぜになっているものです。
このA型単位換算器の発注者は国内外の石油ブラント建設などで日揮、東洋エンジニアリングとともに「エンジニアリング御三家」の一社、千代田化工建設です。なるほど、石油関係だとバレルだとかガロンとかの単位が慣習的に混在使用されてますから、こういう特殊な換算表付きの計算尺が業務上必要なのだということがわかります。ちなみに原油の1バレルは42ガロン(米国)で158.9882リットル。1kリットルは6.2899バレルなんて計算が必要なのは商社と石油化学系に限られるでしょうね(笑)
正直当方も1バレルが一体何リットルなのかはいままで正確にはわかっていませんでした(^^;) その他表面の単位種類の表記が後の物と相違があったり、ケースが透明ポケット付きの二重になっていたりしており、おそらくは昭和30年代末から40年代初期あたりまで時代がさかのぼったものなのでしょうか。入手先は兵庫の神戸市からで送料込み400円でしたが、社用の特注品であるためかなりの珍品なことは確かです。
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