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April 10, 2021

鋼板重量計算器 (コンサイス製)

Photo_20210410100101  板金加工のシヤリングというとストーブ煙突の曲がりのようなギザギザを施して鉄板を曲げる加工のイメージがあったのですが、実際は鋼板などをシヤリングマシンという機械で鉄板に刃物を押し当てたり、ガスやレーザーで切断加工する鉄板切断の方法だということを今回始めて知りました。その扱う鋼板は鉄骨などに使うような分厚いものから屋根に使うような薄いトタンのようなものまでいろいろあり、その中で主に3mm以上の鋼板を切断加工する工場の団体である「全国シヤリング組合」というところが規格の鋼板の長さ厚さおよびそれに対する重量を計算するためにコンサイスに特注した重量計算器が今回入手した鋼板重量計算器になります。これと似たものは相当以前に入手した同じくコンサイスのロール鋼板重量計算器がありました。この「全国シヤリング組合」というのは厚板鋼板を切断することを生業とする業者151社が集まって昭和37年3月に結成した任意団体で、オイルショック後の不況期の昭和51年8月に全過半の311社を集めた「全国厚板シヤリング工業組合」という中小企業団体の組織に関する法律に基づく法人に改組されています。そのため、この「全国シヤリング組合」の名前で特注されたこの鋼板重量計算器は昭和37年から昭和51年までの間に作られて加入会員に有償頒布でもしたものなのでしょう。
 Photo_20210410100002 ビニール未開封の未使用品でしたが、説明書は自前で作られたなんと謄写版印刷のわら半紙を畳んだもの(笑)和文タイプ打ちしたタイプ用謄写版原紙を使用したがり版印刷らしく、そうなると昭和45年以前の代物。これが昭和45年を過ぎると原稿をドラムに巻きつけ、一線一線スキャンして原紙を作る謄写ファクスを使用する謄写版印刷が主流になります。この謄写版というのは堀井謄写堂とか萬古という会社がシェアを握っており、当方が小学生のころは学級新聞など小学生自身でガリ版の原紙をヤスリに当てて鉄筆で切るという作業もあったのですが、当方字下手のため、一度も鉄筆を握らせてもらえなかったのでガリ版切りは未経験です(笑)以前、計算尺や製図器をまとめで落札した中に萬古の未使用鉄筆セットが入っていましたので、鉄筆だけは手元にありますが。
 内容的には鋼板の厚さと幅を合わせ、次に長さを読むと一枚あたりの重量が出てくるので、カーソルを一枚あたりの重量に合わせ更に任意の枚数をそのカーソル線に合わせるとその総重量が矢印上に出るという至極簡単な仕組みです。

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