June 15, 2017

予想より早かったTSSの保証認定

Dvc00006_2  5月の1日にTSS宛てにTS-830S、TS-520S、FT-101Eの固定局3台追加の変更申請の保証認定願いを提出しました。14年間の長きに渡り固定局は100Wの真空管機FT-101ZDの1台しか使用していませんでしたがWARKバンド付きのリグであったため、特に不満もなくそのま「変更なし」で2度再免許を受けました。
ところがスプリアス規制のためにJARDがサンプリング調査した結果、FT-101シリーズは後継機のTF-101ZシリーズであってもFT-102であってもスプリアス確認保証の対象機とはならず、最大で平成34年の11月30日までしか使用できないという原則が適用されることになります。
 そのため、このままでは再免許は受理されるものの第一送信機のみの送信機構成では免許期限自体平成34年11月30日までに短縮される可能性もあります。
 それでスプリアス確認保証対象機のTS-830SとTS-520Sの両方を入手し、スプリアス確認保証対象機外のFT-101Eとあわせて3台を追加変更申請することにしました。
 現在技適機以外の保証認定業務はJARDとTSSの2業者が行っていますが、TSSの対応が遅すぎるという書き込みをよく見かけます。そのため、昨年デジタルモード追加のための付加装置付きのTS-690Sを含めた10台の保障認定申請はJARDのほうに出したのですが、スプリアス認定保証作業に人手をとられていたこともあったのか書類を見て問い合わせがメールで来たのが1ヵ月後。そのメールでの回答が催促してさらに1ヵ月後という状態だったため、申請から免許が下りるまで3ヶ月もかかってしまいました。
 それならTSSの書き込みでも同じことだし、さらに複数台数の保証料3000円と5000円の違いは大きいです。さらに今回は付加装置もなく、デジタルモードの小難しい周波数帯幅がどうのこうのという追記事項もなく、ストレートに送信機だけの保証申請のため、申請書の記載さえ間違い、記入漏れさえなければ書類が受理されて保証認定が出るのは意外に早いのではないかと思いました。
 それで最近は電子メール添付での申請が主流かと思いますが、受け入れ側としては紙で印刷して郵送で申請してくれたほうがこちらでの修正が効くので早く処理できるというのでそれに従い、今回はTSS宛て申請書郵送申請で5月1日に簡易書留で申請書を発送しました。
 連休の後半が絡んでいるのでさらに遅れることが予想され、免許状到着まで少なくとも2ヶ月以上は掛かると目論んでいたのですが、TSSから5月19日に「5月12日付けで保証認定が下り、管轄総合通信局へ書類が回ったのでそれから約1ヶ月で免許状が郵送される」との通知が入っていました。今年は3日から7日まで休みだったのに何か超速保証認定が降りて拍子抜けというかうれしい誤算でした。

 TSSから北海道総合通信局あてに回った変更申請ですが、今回28MHzを50Wから100Wに変更しました。それで当初電波防護指針の規定内にあるかどうかの計算書を新たに添付しておくかどうか迷ったのですが、14年前の固定局開局時に一度提出していることもあり保証認定には関係ないためあえて添付せずにしておきましたら北海道総合通信局から6月2日付けの分厚い書類が6月5日に郵送されてきました。
中身は電波防護指針ガイドと計算法の分厚いコピーと電波防護指針規制値内であることの計算書とアンテナ、敷地境界線見取り図、などを提出するようにとの要請書です。
 14年前はJARLの技術ページなどを参照しながら手計算しましたが、今は局免印刷という便利なソフトがあり、それに諸元を入力するだけで計算書は完成します。さすがにアンテナ設置見取り図と近隣建物との距離を表す敷地見取り図は手書きしましたが翌6日に電波防護指針規定内証明の書類を総合通信局に提出。9日付けの免許状が12日に届きました。
 
 届いた免許状を見て意外に思ったのは1.9MHzの部分がデジタルモード無しの電信しか申請しておらず旧免許状ではA1A表記だったのに3MAに変わったことです。1.9MHzが3MA表記の人はデジタルモードも許可されているという目安だと思っていたのですが、どうやら1.9MHzがデジタルモード解禁後はたとえA1Aしか許可されてなくとも3MA表記に変更になったのでしょうか?申請ではA1Aと表記して提出したのですが、自動的に修正されて免許状が降りてしまったようです。

 それで予想していたよりもかなり早く免許状が降りた関係で夏のハイバンドが好調のシーズンに新たな真空管無線機の許可が間に合いました。
 
 とはいえ今年の11月30日以降は新技適機以外申請できなくなるため、自作無線機でスプリアス規制基準適合証明された無線機およびすでに許可されたまたは新技適機に付加装置を追加するというケースしか保証認定業務がなくなり、業務の大幅縮小が予想されます。

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June 14, 2017

IC-551再度のご奉公

Dvc00364  昨年11月のJARDスプリアス確認保証の認定漏れしていた6mモノバンド機のIC-551(10W)が4月の追加認定されました。
 当局の運用スタイルとしては6mは独立したアンテナから独立したリグがつながっているのが理想的でどうもHFと50MHzが合体したリグが使いづらく、ましてHFと50MHzのアンテナを切り替えるのにいちいちリグの後部まで腕を伸ばしてスイッチを切り替えなくてはいけないような機種はダメです。
昨年シーズン、IC-551が認定漏れしたことと、移動局のメインをTS-690Sにしたことで早々にIC-551を撤去してしまったのですが、デジタルモードの付加装置を追加したTS-690Sその他まとめて10台の保証認定をJARDに提出するもののJARDで保証認定まで2ヶ月掛かり、さらに総合通信局から免許状が届くの1ヶ月の合計3ヶ月を要し、結局免許状が届いたのが9月の半ばでした。
 そのため、昨シーズンは何かいつまでも懸案事項が解決しないことに嫌気がさしてHFも6mも交信数ゼロ。ニューイヤーパーティーからニューイヤーパーティーまでの間の交信数がたったの2局のみというそういう情けないアクティビティーだったのです。

 しかし、4月の保証可能機種にIC-551が追加されたことにより平成34年11月30日を超えても確認保証さえ受ければ使い続けられる目処がたち、今年の6月になってIC-551を元に戻して2エレのHB9CVのアンテナと再接続しました。
 今シーズンの初交信は6月5日の午前中。2年ほど前からどうも夕方よりも午前中にオープンすることが多くなった6mですが今シーズンは午前中にリグの前に座る機械があれば極力6mをワッチするようにしています。スキャッターによる近接Eスポというほどの距離ではありませんが、今シーズンすでに7エリアの宮城岩沼市と山形市に繋がっており、どこまで北のほうまで繋がって距離を縮められるかという6mやり始めのときのようなわくわく感がいまさらながらよみがえりました。
 ところで快調に使用していたIC-551でしたが、以前とくらべて表示が出て音が出るのにタイムラグがあり、そのうち周波数が勝手に初期値に戻る、SSBの復調がおかしくなってスイッチを入れなおすととたんに沈黙してしまいました。内蔵のスイッチング電源がついにいかれたようです。ファイナルを飛ばしたときもそうでしたが一番6mが開くシーズンに限って何らかのトラブル巻き込まれます。でもスイッチング電源だけのトラブルなら外部の電源から13.8Vを供給すれば使えるはずです。実はIC-551を入手した直後にIC-551用の純正DCコードを入手しており、そのありかもすぐに判明したために外部電源を繋いですぐに復活しました。
内蔵スイッチング電源はコンデンサーチェックするためにすでに外してあり、これが無いだけでけっこう放熱には有利かもしれません。
 ただ、内蔵電源だとコードを繋いでいる限りはメモリーが維持されて事前に使用した周波数がキープされているのですが、外部からの電源供給だと外部の安定化電源のスイッチを切ると周波数が50.1000に戻ってしまうのが超わずらわしいのですが、これは慣れの問題でしょうか?

 ちなみに4月の保証可能機器の追加リストによるとTS-520V、TS-820V、TS-820Xの真空管ファイナルの10W機3機種があらたにスプリアス保証可能リスト入りしました。3機種とも持っていないので関係ありませんが(笑)

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November 13, 2013

リズム時計工業防災行政ラジオ

Photo
 わが町では東日本大震災以降、市の補助金を付けて過去複数年度に渡り津波による浸水被害を受け易い海岸地域や高齢独居世帯などを中心に、また余剰分は希望する世帯に市の防災放送やJ-ALERTなどを受信できる防災ラジオを個人の負担金1,000円(事業所は1台5,000円)で頒布してきました。
 防災ラジオ配布時に一定期間、受信状況を確認するために正午から数分程度の試験放送を流すことを行っていたのですが、前回は3月で、そのときに60MHz帯後半の防災行政無線系割り当て周波数をKENWOODの広域帯受信機能つきのTH-F7でサーチしたのにもかかわらず、まったく試験放送電波をキャッチできませんでした。そのためアナログFM波での運用ではなく、すでにデジタル波が運用されていて専用の防災ラジオでないと音声に復調できないのではないかと思い込んでいました。それで、3期目の防災ラジオ頒布申し込み受付開始を知ってすぐに市役所で申し込み手続きを行い、今回は2500台の割り当てで、津波などの高リスク帯居住世帯や高齢独居世帯を優先に、残りを抽選で配布ということでしたが、今回の申し込み数はさすがに準備した数に達せず全申込者に行き渡ることになり、12日に現物を受け取りました。
 現物はシチズンの関連会社リズム時計工業が中国国内で作らせている「防災行政ラジオ(9ZQA07/08)」というもので、正面に市のマークと市の名称および防災行政ラジオと印刷されています。まあ全国的に自治体が配布して普及している防災ラジオとまったく同じものですが、もちろん防災行政放送は当市の割り当て周波数専用になっており、他にAM,FM放送も受信できる優れもの。さらにLED一灯の懐中電灯にもなり、暗がりではけっこう明るいのです。普段は5VのACアダプタを付けっ放しにしておき、災害などで停電になったときには内蔵の単三アルカリ電池3本の運用に自動的に切り替わるようになっています。また防災ラジオモードでは電波が入ったときに自動的にオンになる仕組みで、普段はスタンバイ状態になっており、AM,FMの放送を聴いているときでも防災無線が入感すると自動的に防災放送が割り込む仕組みになっているようです。また受信はダブルスーパーのようで、防災無線の受信にFM放送のIFが干渉しないような工夫をされているということらしいです。
  正午からの試験放送は12日から始まっていましたが、翌13日にテストする機会に恵まれ、正午から「エーデルワイス」の曲が流れた後に制御信号の「ガーッピー」があった後に女性の声で試験放送を開始する旨のアナウンスがあってから音楽が数分間流れるという内容で、無事に自動でスタンバイ状態から電源が入って試験放送後にスタンバイに移行するというシーケンスを終了しました。それで、だめもとでTH-F7で60MHz代後半を試験放送受信中にスキャンすると、69.45MHz FMで試験放送波にヒット。音声も音楽もちゃんと復調しているということは、当市の防災同報系の無線はデジタルではなくアナログFMだったのでした(笑)
 アナログFMで周波数がわかってしまえばなんか専用受信機は自作できそうな気がします。何かFMラジオをベースにしてクリスタルを特注し、フィルターを工夫すれば何とかなるかな?さしずめ100円FMラジオベースで防災無線専用受信機でも作ったらけっこう面白いかもしれません。さすがに放送波をキャッチして自動でスタンバイから受信に移行させるという工夫は無理っぽいですが…。

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June 07, 2013

IC-551の2SC1972交換

 やっとのことで入手に成功した2SC1972ですが、入手の翌日にはIC-551のファイナル交換すべく作業開始しました。以前やったから手順は覚えているはずなんですが、スイッチング電源ユニットはすでに取り外してあるものの、オプション三点セットのP.B.Tユニット・VOXユニット・FMユニットを外さないと肝心の基板裏側に半田ごてが届きません。しかのこの3点セットは基板表に配線コネクターを接続しなければならず、さらにメインパネルからの配線をコネクターで接続するようになっているため、闇雲に外すとあとでどのコネクターだったのかわからなくなるというトラブルに見舞われます。そのため今回は外したコネクターにマジックインキで種別を書き込んでおきました。3点セットを外すために15分くらいの時間を要しましたが、順調に基板裏側が露出し、ファイナルの足の部分の半田を半田吸い取り線で吸収します。そして基板表のヒートシンク部分のネジを外し、元の2SC1972を引き抜きました。けっこう足も黒ずんでいましたので、結局は熱に耐え切れなくて切れてしまったのでしょう。実はIC-551本体の上に周波数計とマルチメーターの測定器2台を重ねて使っていましたので、熱が滞留してファイナル回りの冷却が悪くなることを繰り返している挙句の果て、ちょっと長時間酷使したことが引き金になり、ついには切れてしまったのではないかと分析しています。以前、同軸のコネクターに水が浸入したことによる接触不良でSWRが上がりっぱなしなのに気が付かないでファイナルを飛ばしたときはいきなり切れましたが、今回は急に変調が効かなくなり、最初はマイクのコネクターの接触不良かと思ったのですが、しばらくすると正常に戻って交信している最中に急に電源が落ちるという症状でした。しかも電源を再投入すると一瞬周波数表示が点灯するなど、前回の症状とは微妙に異なっていました。やはりこの2SC1972はSWRがずっこけたアンテナや熱にかなり弱いという人もいるようです。
 新しい2SC1972をシリコン放熱グリスをたっぷり塗りこんでヒートシンクにネジ止めし、基板裏側から3本の足をそれぞれ半田付けします。これを逆にやるとヒートシンクのネジ穴と2SC1972の穴位置がずれてネジで固定できなくなったりするのでご注意を…。そして、面倒くさいオプション3点セットを元に戻し、配線を基板表まで引き回して接続し、最後は電源ユニットを元に戻したのち底板を取り付けますが、この状態で電源コードを接続して電源をオンにするとなぜかザーという受信音がまったく聞こえません。マイクを差込み、終端電力計をつないでこの状態でSSBモードで変調を掛けてみてもまったく変調が掛からず、FMに切り替えると送信しっぱなしになります。よく見ると送信のランプがつきっぱなしになっているのです。ファイナルを交換しただけでなんでこうなるのか一瞬頭が真っ白になり、この夏もまるっきり棒に振ってしまうのかと今度は顔が青くなりかけました。冷静に操作をいろいろ試してみると、TRANSMITのスイッチを入れると電源が落ちてしまうような状況があり、何かVOXのコネクターの誤接続が疑われたので、よくよく基板の表を観察すると、結局はFMユニットのコネクターとP.B.Tユニットの同じピン数同形状のコネクターを誤接続してました。これを入れ換えて電源を入れなおすとちゃんと受信状態になり、終端電力計の表示でFMモードで12Wの出力を確認し、SSBモードで変調を掛けてみてもメーターの振れから変調は問題ないようです。ここまでの作業時間は予期せぬトラブルに見舞われて1時間半ほど掛かってしまいました。これで何とか5日ぶりに6mバンドにQRVとなりましたが、ためしにどこかCQを掛けている局を呼び出そうにもコンディションがPoorでどこからもCQの声はおろかCWも聞こえません。しかし、これを教訓にファイナル真上の放熱スリットの上には物を置かない、物を重ねないようにし、出来ればこの部分にフアンを増設して夏場の熱対策を行わなければいけません。また今回のようにファイナル入手で大騒動しないように、ちゃんと予備は用意しておくべきです。しかしファイナル放熱の具合というのはFMユニットさえ装着していない中身がすかすかの状態なら熱が篭るという心配もなく良好はずなのですが、どうやらオプション3点セットを装着することによって中の隙間がまったくなくなり、熱が篭り易くなってしまってファイナルの寿命を縮めるという結果になっているような気がします。フルオプションにする以前は相当な酷使に耐えたのですが、フルオプションにした時から2回ファイナルを交換したわけですから、やはり熱を吸い出すファンをつけるか、もしくはFMユニットだけに戻すか、思案のしどころです。

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June 06, 2013

結局2SC1972を入手

 130606_194157 2日の午前中、1エリア局と交信中に突然電源の落ちたIC-551でしたが以前ファイナルを飛ばした状況にそっくりなので、まず前回も非常に入手に苦労した三菱の2SC1972を探しました。そころがこの2SC1972はこのトランジスターよりもさらに入手困難でプレミアの付いた2SC1971同様にちゃんと三菱のマークが付いている「ニセモノ」が出回っているらしいのです。そりゃ元値が数十円の廃版半導体が数千円で売れるとなると中国あたりで作ったニセモノが世界に出回るわけです。このニセモノ半導体は値段の張るオーディオ系に多いらしく、ピンアサインは同じだが性能が劣るものから、似たような形の半導体にニセの型番を印刷した相当悪質なものまで百花繚乱の様相を呈しているらしいです。2SC1972の海外で売られているものを見ると三菱マークの菱形が離れているものや、三菱マークが入っていないもの、型番の印刷が若干斜めに入っているものなどがあり、すべてニセモノに見えてしまいます。日本での相場よりかなり安そうですが、こんなものに手を出さないほうが賢明です。そこで、日本の業者で廃版トランジスターが比較的豊富にあるO商会に在庫を聞こうと電話するも日曜で休み。月曜に改めて電話すると1個2500円とのことですが、在庫があるとのこと。背に腹は変えられず現金書留でレターパック送料を足して注文書と一緒に月曜のうちに発送すると、本日夕方にレターパックで2SC1972が届いていました。型番の印刷が若干斜めってる感じがするんですが、大丈夫かなぁ?金曜の夜にファイナルを交換して調整を済ませ、土曜日にはQRVしたいと思ってますが、せめてもの救いは2日が余りにも伝播がよかった反動か、ここ数日は6mの伝播が急にPoorとなり、6mにQRV不能でもあまり影響がなかったことです(笑)

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June 13, 2008

6m再度完全QRV

 昨晩、パワートランジスタの三菱2SC1972を交換してとりあえず出力が出ることが確認できたIC-551ですが、今朝方ACコードを捜しだしてACでもスイッチングレギュレーターが作動して送信受信とも完全であることが確認できました。出ている局からレポートでももらおぅと思いましたがこういうときに限って電波伝搬状況がPoorで宮崎大ビーコンさえも微かにしか聞こえません。自作のHB9CVアンテナを接続するとSWRが50.200付近で1.5以下を保っているのにもかかわらず、急に6前後まで上がってしまうことが判明しました。明らかにどこかの接触不良です。アンテナのエレメントの接触だけを気にしていて、以前からウイークポイントだった同軸を途中で接続しているコネクタ部分に雨が入り込んで、接触を悪くしていることが考えられます。そのため、コネクタに巻いているテープを剥がして分解し、湿気を取り除いてから導電コンパウンドを塗布してテープをまき直し、再度SWRを測ると安定するようになりました。ここの部分からの反射波の増大でそれでなくとも長年酷使されたパワートランジスターに負担を掛け、ついにはCW送出でお死にになってしまわれたのがやはり原因だったようです。アンテナエレメントの接触ばかり気にせずにもっと早めにコネクタ部分の接触に気が付けば良かったのですがアフターフェスティバルで後の祭りですね(^_^;) まあ、どっちみちいつ壊れるかわからないパワートランジスターを交換するという大イベントをこなしてお勉強したと思えば1,800円の出費も安くはない(笑)

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June 12, 2008

IC-551 パワートランジスター交換

 先週突然死したIC-551でしたが、AC電源だと受信も出来ないのにDC電源だと受信だけは出来るという症状に、パワートランジスターのトラブルだけでは理解できないような感じがしましたが、英語版のサービスマニュアルを手に入れ、トラブルシューティングのフローチャートを検証してもやはりパワートランジスターが第一の原因のようで、2SC1972という50MHz用10Wのトランジスターの入手を企てました。アイコムに発注してもまだ入手は可能だとは思いましたが、時間がかかるのはこのEスポシーズン中に耐えられないので、他の入手手段を考えます。この2SC1972というトランジスターはもちろんのこと現在では作られていない(今では集積度のもっと高いパワーモジュールが標準)廃品種で、数年前までなら大抵のパーツ屋で入手できたものが、ここにきて通常ルートでは入手困難品になってしまったようです。今回はこの2SC1972の入手が6m再QRVの正否の鍵を握るようです。ネットでパーツ屋を検索しましたが、品切れ続きで、もしやと思ってオークションを検索すると一件ヒット。終了日まで4日くらいあり、すぐに入手出来ず間が空いてしまうのが難点でしたが、これ以外に確実な入手方法がなく、結局は1,800円という落札金額で入手したものです。2sc1972
 入手先は秋田県からで、昔6mも盛んにやっていたというオーディオマニア系の方からでした。12日の夕方に郵便でこの2SC1972が届いてましたので、夕食後にIC-551の分解にかかります。FMユニット、P.B.Tユニット、VOXユニットと3点フルオプションの状態で、これらとスイッチング電源ユニットをすべて外さなければメインプリント基板パワートランジスターはんだづけ部分には至りません。このランドの半田をはんだごてで融かし、ポンプで吸い取ります。そして基板の表側にあるトランジスタのねじを外し、ヒートシンクからトランジスタを浮かして基板からこの2SC1972を取り出しました。新品の2SC1972と比べてダイオードテスタを当てると、やはりコレクタとエミッタがスルーしてました。このトランジスターまわりの抵抗やコンデンサなどは正常でしたので、このトランジスターの交換だけで何とかなりそうな感触です。新しい2SC1972の裏側にパソコン部品屋から仕入れてきた放熱グリスをたっぷり塗り込んでヒートシンクにネジ留めし、プリント基板裏側にトランジスタの足をハンダづけして各ユニットを元に戻して組み立て直します。とりあえず組み立て終わったIC-551にダミーロードを装着したSWR計を終端電力計として接続し、DC電源でFM波を出してみたらちゃんと10ワット少々出てました。SSBにして音声で変調を掛けてみたらちゃんと変調が掛かっているようです。いろいろとまだ試してみなければいけませんが、どうやらパワートランジスターの交換だけで修理は済んでしまったようです。AC電源でちゃんと動作するかどうか試そうかと思ったら、そのACコードがどこへ行ったかわからず、捜すにももう疲れてしまったので明日に棚上げしちゃいます。

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June 04, 2008

IC-551,とりあえず再QRV?

 CWでCQを発信中に突然死してしまった6モノバンダーIC-551でしたが、やはり予想したとおりスイッチング電源の寿命が原因でした。そのため、移動運用にでも使おうと思ってずいぶん前に入手してずっと日の目を見なかったDC電源コードOPC-023Aに、これもHF100W化の過程に置いてまず確保しておきながら5年間日の目を見なかったDIAMONDの30A安定化電源を接続してDC電源化すると問題なく復帰しました。これでEスポシーズン真っただ中で運用に穴をあけることなく済みました。しかしAC電源の場合はコンセントにプラグを繋ぎっぱなしで常に電圧供給されているため、周波数メモリーが消えることが無く、そんなことすら意識したことはなかったのですが、DC化して安定化電源のスイッチを切るといちいち周波数が50.100に戻ってしまうことがいかにも煩わしく、メモリー用の電圧を電池で供給する改造を施さないといけません。ところでスイッチング電源の故障個所ですが、回路図を見ていないので何とも断言は出来ないながら、どうやらヒートシンクに着いている後部のトランジスターがAC電源のスイッチを入れるだけで加熱しているようなので、この電源トランジスターがパンクしてしまったのかもしれません。この時代のトランジスターに代替品があるかどうかも調べていませんが、スイッチング電源の復活はオフシーズンになってからの課題にしましょう。しかし、安定化電源の下にCRTモニターを配置せざるを得ないので、電源入れると画面に影響を受けるのが我慢できません。早急に安定化電源の置き場所を考えないといけませんね。
 と思ってぬか喜びしたのもつかの間、出力を測ってみるとFMもSSBもまったく出ていません。どうやらヒートシンク後部のトランジスターは電源トランジスターではなく終段だったようです。RF回路自体は生きているので、スイッチング電源と終段の両方がいかれたのか、終段だけなのか、確かなことはAC電源ではRF回路も働きませんがDC電源ではとりあえず受信だけは可能な状況です。この時代のアイコムのリグはすでに修理の受付さえ行っていませんので、自分で修理するしかありませんが、古い部品の確保だけでも大変そう(T_T)

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June 03, 2008

IC-551 の突然死

 夕方から6mのワッチを開始しましたが、今日の夕方はJA6YBRの宮崎大ビーコンも聞こえません。試しにSSB周波数帯をくまなくワッチしてみましたが、昨日と違って今夕はEスポの状況は良くないみたいです。朝の出がけにはJA6YBR/bはフルスケールで入感していたんですけどねえ。こういうときこそCWでCQを出してみようと思い、50.223でEXを打ってから1分ワッチし、VVV連打して自身のコールサインを打ったのですが、ちゃんと伝搬しているときはすぐに「?」を打ってくる局があるのにも係わらず今日は反応無し。そこで初めて縦振電鍵HK-808でCQを打ち始めると、なんとすでに28年選手の骨董品6mモノバンダーIC-551の電源が落ちてお死にになってしまいました。Eスポシーズン中の6mは10W機でまったく問題がなく、そのため6mバンドの追加以来ずるずるとIC-551を使い続けましたが、さすがに寄る年波には抗しきれず、おそらく「スイッチング電源の寿命」での突然死だと思われます。未開封の純正DCケーブルであるOPC-023Aがあるので、スイッチング電源の不良だけであればDC電源繋げばそのまま使えそうなんですが、まだ試してません。スイッチング電源の不良個所特定とともに時間があるときに試してみましょう。大事に至らなければいいんですけどね(T_T)

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May 25, 2007

トマト支柱アンテナの寿命

 6mの本格的なEスポシーズンを控え、相変わらず今シーズンもトマトの支柱で自作した2エレのHB6CVとIC-551の10WでのQRVとなりますが、最近接触不良と思われるSWRが上がったり下がったりという症状とCWで特定のTVチャンネルに急にIを来すようになり、とりあえず点検のために屋根に登りました。一月前は何の異常もなかったトマト支柱アンテナですが、驚いたことに樹脂の皮膜がひび割れて下地の鉄がまんべんなく赤錆ているところが出ているのを発見しました。このトマトアンテナは3シーズンに渡って活躍してくれ、フェージングの谷間でバーチカルアンテナでは落ちるとまったく聞き取れない信号でもそこそこ復調可能で、50メガのJCCをWKDで200そこそこから440近くまで伸ばしてくれた立て役者でした。2シーズンも使わないうちにおそらく大風でバラバラになってしまうのではないかという予想を覆して瞬間最大風速32メートル以上の突風にも耐えたトマトの支柱アンテナでしたが、3シーズン目突入となりどうやら「寿命」となったようです。トマトの栽培などに使用される園芸用支柱は鉄のパイプの上に緑色の樹脂を被せたものですが、ホームセンターあたりで1本80円くらいで売られているものは中国製で、おそらく屑鉄を再生して作ったものか品質があまり良くなく、樹脂を剥がすと最初から錆びている物などが見受けられます。また樹脂の耐紫外線性能もまったく考慮されていないようで、内部の錆と樹脂の紫外線劣化で被膜にヒビが入り、そこから雨水も浸入して接合部の接触不良を来していったものだと思います。本来、アンテナ用として風雨に何年もさらすことを目的に作られた物ではありませんが、その点は1本だけエレメントに混じって使用していた値段が倍以上する「タキロン」という商標の日本製園芸用支柱は紫外線で樹脂の退色があるもののまったくひび割れたりしていません。ただし樹脂部分と中の鉄パイプが中国製のものより固く、工作加工性が悪いのが難点です。
 屋根から降ろしたトマト支柱HB9CVは接合部分をバラして見るとここにも水が回ったらしく導電コンパウンドが錆で泥のように茶色になっています。当初この泥のような導電コンパウンドを洗浄して内部を割り箸に紙ヤスリを巻いた物で磨き、導通の回復を図ろうとしました。しかし高周波はやっかいなもので、SWRが下がったと思って外に出して取り付けるとまたダメになったりを繰り返しましたが、接合部が多いためにきりがありません。すでにEスポシーズンに突入してますので1日でもアンテナのない状態は耐え難く、結局は昨年3エレのHB9CVを作りながら重量過多で上げるのを諦めてしまったエレメント部分を引っ張り出して載せ替えることで解決しました。3エレ用に作り、今までの物より同調点を少し下げるように寸法だししたアンテナなので50.200付近ではSWRが1.5未満にはなっていませんが、何せ調整点が多くて再度調整するには半日仕事になってしまうんだよなぁ(^_^;) 今の季節にそんなこと悠長にやってられませんからしばらくはそのまま使います(笑)
 とはいえ、今週になってハイバンドのEスポ伝搬ははかばかしくなく、6mの8エリアに限っては今週は23日水曜日の夕方に突発的に1,2,3エリアが短時間開いただけで後は静かなものでした。そろそろ朝夕に連日開いてもよさそうな物ですが、やっぱりサイクルの谷間から少しだけ登っただけの状況を反映しているのでしょうか?

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