October 21, 2010

北海道のアマチュア局プリフィックスがJL8からJM8へ

  2000年9月から割り当てが始まり、10年の長きにわたって続いてきたJL8コールがついに今月に入りJM8コールの割り当てに変ったようです。電話級アマチュア無線技士試験が始まった直後に割り当てが始まった3文字サフィックスのJA8コールは1959年から1975年までの16年間続きましたが、その当時はアマチュア無線技士の総数が今とは比べ物にならないくらい少なかったわけですからその記録は現在とは比較になりません。無線人口が急激に増加した20年ほど前はJF8コール割り当て中だと思いましたが、その頃はあっという間に自分のプリフィックスが過去のものになり、2年も経たないうちに次々にプリフィックスが変っていくのが当たり前に感じていたという話でしたが、現にJF8→JG8→JI8→JJ8→JK8までたったの10年しか経っていません。JL8コールは割り当てが終了時点まで、最初に割り当てを受けた局が2回も再免許申請を出した計算になります。その永遠に割り当てが終了しないと思われていたJL8も過去のものとなり、現行プリフィックスというだけで10年前に開局した人も最近開局した人もまとめてなんとなくニューカマー扱いされていたような観念も薄まってゆくことでしょう。しかし、このペースで行くとJM8コールが終了してJN8コールに移行するのは20年後くらいかもしれません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 10, 2008

サミット警備で違法無線機摘発

 かねてから北海道総合通信局管内では放送中継波に日本では使用を許されていないアメリカ国内用の免許不要無線機のFRSやGMRSの電波が混信して実害が及んだという80条報告が民法TV局から上がった事例があり、またニセコ近辺のスキー場で外国人観光客がこれらの無線機を持ち込む例もあったため、かなり重点的にFRS/GMRSの電波監視に力をいれていました。北海道内ではサミット開催に併せてテロ警戒の観点から総通局がこれらの発信元が特定できない不審電波の重点監視を行っており、サミット開催中に札幌市内でこれらの違法電波をキャッチし、発信元を特定して現場を押さえると、発信元は何と近畿警察局管内から派遣されたサミット警備の警察官だったという報道がされました。この警察官は同じくサミット警備に派遣された仲間の警官と個人的な連絡を取り合うためにGMRSを持ち込んで使用していたとのことで、違法だとはしらなかったと供述していたようです。この出力5WのGMRSは「30km電波が飛ぶ」というのが売り物のようで、いまだに「国内で使用するのは違法」とはっきり書かれずにネット上で売買されていますし、腕時計型のFRSなどもいろいろなカテゴリーに出品されていますので、レジャー用や子供のおもちゃとして「知らないうちに電波法違反を犯して」使用しているケースはかなりの数があるでしょうし、もしかしたら正規のアマチュア無線機のハンディ機として国内に出回る数よりもFRS/GMRSのほうが何倍も売買されているのかもしれません。実は以前、とある無線機屋に警官がパトカーで乗り付けてきて「こいつの予備バッテリーがほしい」とモトローラのGMRSを差し出した事があったそうで、これは違法機だから使えないと言ったら不思議そうな顔をして帰っていったとのことでしたが、意外と警備だなんだかんだで駆り出される事の多い警官は仲間内の連絡用として密かに私物のGMRSが蔓延している事実があるのかもしれません。もちろん警官といえども電波法には詳しくないでしょうから当然のこと「重い罪に問われる」という認識は無いとおもわれますが、一度警察内部でもFRS/GMRS狩りを実行しなければいけないかもしれません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 25, 2008

8万局分の電波利用料の行方

 早いもので「移動しないアマチュア無線局免許状」が6月の末に期限を迎えるため、5月の連休明けに再免許申請を管轄総通局の陸上課に提出しました。5年間一度も変更が無かったため、旧電波形式記載のままで維持してきた局免でしたが、これで我が貧乏電波研究所の移動局と固定局の双方から旧電波形式記載の無線局免許状が消え去ることになります。移動局免許の期限が一年半前でしたが、それ以前に工事設計書の形式が変更になり、さらに昨年から再免許申請書には工事設計書の添付が不要になり、また今年度からは再免許申請も電子申請による手数料が大幅値下げとなりました。そのため、従来の申請済み無線機の詳細を変更申請の度ごとにきちんと把握しておかないと、再免許申請書に添付する工事設計書をどう書いていいのか混乱することがない代わりに、5年ごとに工事設計書も書かなくなった事で、申請済みの無線機がいったいいくつあるのか永久に整理が付かなくなる事態も生ずることになります。再免許申請書に工事設計書を添付することが廃止になり、再免許申請が基本的に免許の番号と識別符号だけ記載した一枚の申請書で済んでしまうことは、これもひとえに電波利用料の一部で整備されてきた電子申請システムによる事務処理のコンピューター連動により、台帳方式から電子方式に情報登録が移行したことに他なりません。そのため、以前の再免許申請は最短でも3週間ほど掛かっていたものが、さすがに入力する項目が新たな免許の期限くらいしか無くなったためかなんと5/12日受理で5/15日発行の無線局免許状が5/16日には到着しました。無線局再免許申請の数でいうとアマチュア局より業務局の方が圧倒的に多いのでしょうし、一日に相当な数の事務処理をこなしているはずですが、受理から4日で新しい免許状が発行に至ると「GJ」なんですが。
 ところがその我々が負担して「違法電波の探索設備の拡充ならびに無線局監視事務システムの効率化」のためのみに使用される名目だった電波利用料が、総務省職員の為の美術鑑賞券購入・野球観戦チケット購入・ラジコンカー購入など281件四千万円も流用されていたことが発覚しました。四千万円というとアマチュア無線局8万局が一年に払う電波利用料です。このアマチュア局8万局分の電波利用料が本来の目的以外に流用されることが「法律的に問題がない」といわれても納得できないことは当然です。でも当分、上級アマ試験の法規問題に「電波利用料の目的」に関する穴埋め問題は出ないかも…(^_^;)

| | Comments (1) | TrackBack (0)

March 08, 2008

違法中継局摘発の反響

 報道によると道東は中標津の電気店主が電波法違反(総務大臣の免許を受けずに中継無線局を開局)の容疑で北海道総合通信局の告発を受け5日に中標津警察署に逮捕されたとのことです。警察によるとこの店主は1月の上旬から2月の下旬の間、自宅など2カ所にアンテナを建て、受信した民放FM局のラジオ番組を免許不要の無線局が認められている出力の150倍にあたる75,000マイクロボルトで送信した容疑とのことですが、おそらく電波法施行規則第6条の「322MHz以下の電波を使用するものは電界強度が3mの距離で500μV/m以下」の免許不要微弱無線設備基準の150倍ということなのでしょう。 取り調べに対しこの店主は「出力が弱く違法なことはしていない」と容疑を否定しているようですが、数字を突きつけられれば言い逃れは出来ないでしょう。電界強度的にみると、おそらく往年のFMトランスミッタなどの市販品を改造して送信用のアンテナに接続できるようにした無線設備ではなかったのかと想像してしまいますが、ご存じのようにFM放送帯を使用していた旧規格のワイヤレスマイクは昭和61年に10年の移行期間を設けて平成8年5月より使用出来なくなりました。当時のFMワイヤレスマイクはたぶん出力が100mWほどあったのではないかと思いますが、よくマンガ雑誌に広告が載っていた往年の光波無線製カッパマイクを購入してこれをトランスミッタにし、FMラジオをレシーバーにして近所の仲間と無線ごっこをした経験のある人もいるかもしれません。また、SONYあたりのFMトランスミッタをラジカセに繋いで、ミキシングマイク機能を使って誰が聞いているのかもわからないDJ番組を延々とやっていた人もいるかもしれません(笑)けっきょく電波の届く範囲を広げるために高出力化に走り、ある日電管の電波探索に引っかかって警察に踏み込まれた海賊放送局の噂なども昔は耳にしたものです。
 ところが今回のケースはDJヲタの海賊局摘発という色合いとは少々異なり、放送インフラの地方格差という問題から地元では極めて同情的な意見が多く聞かれ、事件報道の後にも翌日に「放送インフラ格差」の問題として新聞に取り上げられるようになりました。首都圏在住者には想像もつかないことだと思いますが、北海道の末端部分では民放FM局はおろか、昼間はNHK以外の民放AM局さえ受信できない場所がまだまだあるのです。このいわゆる「不感地帯」は10年前からまったくその範囲が狭まらず、その原因として札幌に設置された放送局の老朽機器更新と地上デジタル対策に追われて億単位の設備投資が要求される中継局設置が滞っていることによります。20数年前、まだ中標津に線路があったころに一度車で出掛けたことがありますが、中標津周辺ではNHKしかラジオが入らないのでTOBUといショッピングセンターのレコードショップに飛び込んでなるべく長〜いミュージックテープとして高中正義のベストをGBM用に購入したことがあります。線路が無くなって20年経つはずですが、今だに昼間には民放局が入らないとは思いも寄りませんでした。
 ということで、この電気店主は一種の「実力行使」で独自に不法中継局を開局したのでしょうが、この逮捕劇により「放送インフラの地方格差」問題が広くマスコミに取り上げられることで、地域の状況が改善される問題提起になることまで計算していたのであればけっこうな「策士」ですが、単に「出力が弱く違法なことはしていない」と本気で信じていたのであればただのアホかもしれません。ともあれ「法令に違反」していたことが確かですから擁護出来ませんが、個人的には今どき「高出力違法市民ラジオを開局して周囲のTV画面が真っ暗になったという通報を受けて逮捕」されるほんまもんのアホが引き起こす電波法違反事件とは意味合いが違うと思いたいのですが。まあ、この事件をきっかけに誰かの言う「電波特区」が実施されることにより試聴組合を設立して「私設の中継局」などが開設許可になるような環境の変化でもなければこの「放送インフラの地方格差」は今後も解消しないでしょう。本来は放送事業者が「難視聴地域100%解消」を第一目標に目指して真摯に取り組むべき問題なんですけどね(^_^;)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 13, 2007

今どき違法CB固定局で逮捕された人

 地元新聞紙の報道によると、美唄市在住の自営業の男と運転手の男が自宅に高出力の違法市民ラジオ局を開設して運用していたのを総合通信局のDURASの電波探査によって発信場所を特定され、総通局から8月21日に美唄署に告発が合ったことから電波法違反でこの2名の逮捕に至ったということです。しばらく前に北見の方で同じく高出力の違法市民ラジオを開設していた固定局が逮捕されましたが、このときはかなり広範囲にTVIを引き起こし、それきっかけとなって電波探査で発信元を特定されたようですが、この短い報道からは電波探査のきっかけは判然としません。しかしまあ、今どき重点監視周波数帯で固定局を運用し、さらにどんなアンテナ設備を使っていたのかもわかりませんが高出力とわざわざ書かれるくらいですから数百ワットから数キロワットの電力でも掛けていたのでしょう。知らないということは恐ろしいことですが、本人達はおそらくどんなシカケで発信場所を特定されて警察に踏み込まれたのかもわかっていないのではないかと思います。最近は直前に電波法違反で罰金刑以上の処分歴がある人でも講習だったら免許が必ずもらえるという話が伝聞しているようですが、今度は捕まらないようにアマチュアの免許を取るという行為が、果たして正しいのかどうか…。
 さらに岡山では局免が失効しているのにもかかわらずアマチュア局の運用を行っていた男が総通局に上がった複数の80条報告により総通局に摘発され、さらに資格外運用(4アマにも係わらず100Wの無線局を運用)も判明して従事者資格の停止66日の処分を喰らったという話を見ました。局免が失効しているので無線局の運用停止処分が出来ずに資格停止という処分に至ったようですが、本人「うっかりして局免の再申請を忘れていた」とでも言い訳したのでしょうか?とりあえず資格を持っているから不法開局の罪に該当せず、約2ヶ月間の資格停止で済むというのも少々処分が軽すぎるような気がします。しかし、電波行政を批判しても某協会の取材者証のように従事者免許を取り上げられる心配はありませんから安心です(笑)

| | Comments (0) | TrackBack (1)

November 15, 2006

総務省のバナー広告

 今日、ネットオークションのポーダルを見てびっくり。何とネットオークションによるFRS/GMRSの蔓延に業を煮やした総務省が「無線機の購入には技適マークをチェック」なる電波適正利用キャラクターのデンパ君を使ったバナー広告をYAHOOに出し始めたではないですか。その広告をクリックすると技適マークのQ&Aという総務省の電波利用のページにジャンプするので、一応リンクを張っておきます。
 しかし、実際にモトローラなんかのFRSに引っかかってしまうような人に対して、果たして注意喚起になるかどうかは甚だ疑問なんですが、まあ電波法違反物件の取引の場所に注意喚起の広告を出したのは、行政の対応としてはなかなかのアイデアだと思います。
 当方、実際にFRS/GMRSの使用周波数をワッチすることはないので、当方の周辺にどれくらいこの手の違法トランシーバが普及しているかは感覚的にわかりませんが、けっこう近所の無線機屋にも「予備のバッテリーが欲しい」などと持ち込まれる事があり、その都度、違法であることを説明しているくらいなので、未だに電波法に違反するという意識がまったくないまま、レジャー用などとして所持されているケースがかなりありそうです。
 しかし「売るのは罪の問われず使う方が罪に問われる」という罰則適用の不公平を変えていかないと、なかなか違法無線機の蔓延は無くなりそうもありません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 01, 2006

困った7メガの移動強電界

 本日6月1日は電波の日のようです。昭和25年6月1日に電波法と放送法が施行された日を記念するために6月1日を電波の日として制定したそうですが、他の法律が「何々上の観点からこれを取り締まる…」のような目的なのにも係わらず電波法の目的「この法律は、電波の公平且つ能率的な利用を確保することによって、公共の福祉を増進することを目的とする」という少し理想主義的な法律主旨をうたったのは、電波管理委員会という電波行政だけではなく学識経験者などによる非管理側の立場に立った人たちによって法律原案が立てられた為でしょう。もっと電波法の目的主旨が「電波の適正利用をもって社会秩序を守るため、これを取り締まることを目的とする」とされていれば、スピード違反と電波法違反を同レベルで考えるようなバカはいないと思いますが、それにしても無資格無許可開局が他の法律上の罰金刑に比べ、「懲役1年以下、罰金100万円以下」という極端に重いという事実は、電波が目に見えないだけに軽んざれているための当然の帰結かもしれません。
 トラックのルーフにあまり長いアンテナを立てると歩道橋に引っ掛けるから茶筒みたいなローディングコイルを巻いた7メガのホイップアンテナを取り付け、こんなアンテナで免許状どおりの10Wを掛けても飛ばないからとアンテナの利得はQROでカバーするのがモービル7メガの常識とばかり、CB時代に使っていたリニアをいじって300Wから1KWにして電波を出すとどうなるか。そのジャンボモービルの強電界で違法市民ラジオ同様に道路沿いのラジオやパソコンなどに音声が飛び込んだり電子機器に誤作動を与えたりするのです。我が町はフェリーやローロー船の8エリアへの玄関口ですから8各地のジャンボモービルが集まってきますが、近頃某掲示板などで叩かれるくらい7メガ周波数占有強電界移動局が多くて、それでも近頃少し静かになったなと思っていたら甘かったようでした。先週は無線自粛で夜はリグのスイッチは一切入らず、ながら勉強でナイターがラジオから流れていました。そこに突然函館の局のコールサインを呼ぶ声がはっきりと流れたので、リグの一台、電源を切り忘れたのかと思ったらオールオフで、何とラジオへの電波の飛び込みで混変調を来したのが原因のようです。半径数百メートルにアクティブな局はありません。当方、片側3車線のバイパスから50メートルくらい引っ込んだロケーションなので、どうやら違法高出力の移動局が近くで強電界を発生させ、その混変調でラジオに音声が飛び込んで来たみたいです。相手のコールサインはわかりましたが発信元のコールサインはわかりませんでした。しかし、そのモービルの走る先々でラジオなどの音響機器に音声が飛び込んでいるとすれば問題で、ヘタに無免許局ではなくてコールサインを一応呼んでの交信ですから「アマチュア無線のおかげでラジオに音が飛び込む」と言われても仕方がないのです。近所にアクティブなハムがいないので、当方のせいにされては堪りません。ご近所にはコールサイン持ちの局も違法CB局もやっていることは同じと見られるのは大変に困る出来事なのですが、世間一般には区別する認識などないでしょう。
 6月1日は電波の日で情報通信月間の一環として今月は道路上での電波検問が強化されるようです。特に幹線国道上でアンテナ付きの車は片っ端から停められ、警察と携帯端末を持った総通局職員が「許可の出されている無線設備が使用されているかどうか」を厳しくチェックするそうです。とくに局免があっても違法なリニアが積まれていないかどうかはリグからアンテナまで同軸ケーブルを手繰ってチェックするそうですから、その成果で少しでも電波を取り巻く環境が向上してくれるといいのですが…。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

April 23, 2006

総務省のパンフレット

 土曜日にQSLカードを近所のハム屋に持って行くと、総務省が発行した「ご注意ください!!FRS・GMRSを日本国内で使用すると電波法違反になります」というタイトルのパンフレットが置かれていたので、一部もらってきました。ここにも過去2度に渡って取り上げましたが、アメリカ国内用として中国本土で作られているこれらの無線機は、アマチュア無線並の高出力で更に日本では業務用に割り当てられている周波数を使用する無線機であるため、従事者免許の有無に係わらず日本では使用することを許されない無線機です。更にハンディ機という特性ゆえに、アンテナが付いた状態で所持していることは、たとえ受信専用だと釈明しても「ただちに電波を発射しうる状態」と解釈され、電波法第4条に違反する「不法開局」の罪に問われることになります。ではなぜこんな物が世の中に出回るかというと、いつの時代でも「免許が不要で電波が遠くまで届く無線機」の需要が常にあるからという理由のようです。ところが免許が不要である事と電波が遠くまで飛ぶということは相反する条件で、今の日本で入手可能な免許不要の無線機というと「特定小電力無線機」という出力10mWのハンディトランシーバしかありません。特定小電力無線機は混信対策上「ラジオマイク」(コンサート用ワイヤレスマイク)と同等の出力しかなく、連続送話3分という制限がありますので、「遠くまで飛ばない・頻繁に会話が途切れる」ことを好ましく思わない需要層を狙って中国のOEM元から業者が持ち込んだのがこのFRSおよびGMRSでした。当初は電波法を認識せずにこのような違法機をディスカウント店を中心に流していたのでしょうが、その後各地の総合通信局から販売店に警告が入り、おそらく現在ではFRS・GMRSを平気で店頭に陳列して販売しているところは「少ない」と思われますがどうなんでしょうか?無線機は販売するに当たって「免許が必要」であることの説明が義務とされているはずですが、その必要がないインターネットで大量に販売されるようになりました。なにせ2台セットで特定小電力無線機よりも圧倒的に安価で電波の飛びも比較になりません。FRSで特定小電力無線機の50倍の出力、GMRSで実に500倍の出力を持つものもあります。そのために「使用することによって電波法違反の罪に問われる」事を隠蔽していまだにネット上で大量に取引されているために、本人が知らないうちに犯罪者にされている例が留まるところを知りません。違法市民ラジオ、いわゆるトラックの違法CBやアマチュア無線機を免許無しで使用することを「犯罪」と認識しないで使用している人は皆無だとい思いますが、このFRS・GMRSは使用している人の殆どが違法という認識がなく使用している事が問題です。近所のハムショップにもFRSを持ってきて「これの予備のバッテリをくれ」と月に何人かがやって来るそうです。総務省では「日本国内で使用した場合は、本人の意識の有無に係わらず電波法違反となり、処罰の対象になります」とはっきり明示しております。
 最近ネットオークションでもやっとオークションストアにおいて「FRS・GMRS」が○禁ワード入りしたのか、このワードでの検索に引っかかるタイトルが少なくなりましたが、「米国製無線機」や「○トローラ、○ッドランド製トランシーバ」として相変わらずネット上に大量掲載されている事実には変わりありません。また売る方は説明の片隅に「電波法を守って使用してください」「お使いになる地域の電波法規に従って使用してください」「法規など各自お調べの上、落札下さい」などの言葉が一般の人間には目立たないように書かれており、これを持って「販売する側の責任を回避」しているようですが、明らかに国内で使用することの違法性を認識しながら国内に大量に流通させることは、使用する側にまったく違法性を認識させないということで、昔の違法CBよりも販売手口が悪質だと言わざるを得ません。「大勢が使うことにより、大量の犯罪者を出すことの社会的な問題からこれらのトランシーバが黙認される可能性」はまったくの「No Way」です。
Frs


| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 27, 2006

FRS,GMRS 再び…

 某全国紙地方版の記事によると、北海道総合通信局が主なスキー場で外国製違法トランシーバのGRS・GMRSの使用状況をチェックしたようです。12月の新聞報道でも道内主要都市で交通の誘導などに使用していたFRS・GMRS使用者を特定し、使用しないように「指導」をおこなった旨の記事が掲載されましたが、実際に1月には札幌で行われた大倉山のジャンプ大会の中継波にこれら違法トランシーバの電波が混信して業務に支障を来しそうになったという報告が総通局になされたということでした。
 総通局が札幌や倶知安町のスキー場での探査を行ったところ、英語・中国語での会話が多数確認され、外国人観光客がこれらのトランシーバを日本国内では違法であるという認識がなく、そのまま国内に持ち込み使用してきたものであるらしく、総通局では外国人観光客に倶知安町のホームページや観光協会などを通じて「日本国内では使用できない」ことを周知徹底させるつもりのようです。また、これからも北海道総通局はFRS・GMRSの探査と摘発を強化していくようですし、2月には道内各無線ショップに抜き打ちで査察が入り、FRS・GMRSの店頭展示が行われていないかどうかの調査もぬかりなく行われているようなので、他の総合通信局も北海道総合通信局を見習って早々にFRS・GMRS対策を強化していってもらいたいと思いますが、それにしてもやはり国内の流通はその殆どがインターネットによる入手ですから、大元のネット管理者が「違法品を法律知識のない第三者に周旋する手助け」にならないよう、違法品のネット掲載削除などの対策を早急に進めるべきだと思います。
 ところで、この外国製違法トランシーバを国内で違法に使用し、使用しないように総通局から指導を受けた人は一様に「最初は特定小電力機を使用していたが、途中で交信が切れるのと、通話距離が短かすぎて不便なために、電波が良く飛ぶ外国製トランシーバをネットで購入して使っていた。違法という意識はまったくなかった」と言っているようですが、このFRS・GMRSはあの国土が広くて人口密度が少ないアメリカ国内で使用するにあたり、お互いに混信することが少ないであろう許容範囲で出力が定められた規格です。また、GMRSは米国国内でも使用に当たっては日本の旧市民ラジオなみに登録が必要だということで、無秩序に使用できる物ではありません。日本の特定小電力機は個人的には50mWくらいにしても良さそうだとは思いますが、国土が狭くて人口が集中する日本国内で数少ないチャンネルを多くの人が同時に使えるようにするための規格です。「交信が連続3分で途切れる・電波が遠くまで飛ばない」は意味があってのことですから、違法性もさることながら、それを短絡的に「大出力の外国製に換える」ことがどういうことなのかよく考えてみましょう。
 同じレベルで論じられるかどうかはわかりませんが、電波検問強化で申請され許可が与えられていない無線機の使用が摘発され、3アマを講習会で取得して50W機の変更申請を出す運送業関係者が一気に増えましたが、コールサインを言わない「宜しくですよ〜」通信も限りあるチャンネルの中で一気にQRO化が進んだために、いままで電波が届かなかった範囲同士で混信しあうようになり、違法CBのチャンネル争いや反目と同じようにトラブルを起こし、リニアを積んで一気に潰しあいが起こるのではないかと想像するんですが、どうでしょうね。それでなくとも土曜に山の上からしばらく誰も使ってないチャンネルで「チェック」を入れると、どこからともなく窓番と称するのが「つかってるよ〜」と出てきて、知り合い以外に特定チャンネルを使わせず、まったくCQが出せるチャンネルがないくらいですから、バンドプランでF3Eの使えない周波数を含めて特定のチャンネルがけしからん事に運送業仲良しグループの独占チャンネル化していることは確かです。出力の最低ラインが実質的に20Wから50Wにシフトすることにより、この周波数を使っている地域の違う集団同士がお互いに更なる違法な大出力で潰し合うようになると、アマチュア無線なのに違法CBのような事になるのでしょうか?そういえば2mではないけど「7,071」とか特定周波数のプレート掲げて走っているトラックは近所に多いような。さすがに最近は電波検問のせいか「4」の看板を晒して走っているトラックは見ませんが(^_^;)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 26, 2006

総通局のFRS,GMRS狩り

 近所のハム屋に「トラックでアマチュア無線をお使いの皆様へ」というようなパンフレットと共にデンパ君のイラスト入り軍手が入った包みが2つ置いてあったので、最近はこんなものを道路で配って不法開局撲滅キャンペーンでもやっているのかと聞いたら、ついこないだハム屋に総合通信局職員の抜き打ち査察が入り、そのときに総通局職員が置いていったものだそうです。
 普通は今の時期に販売店への査察が入る事はなく、事前に連絡が入るのが普通のようですが、今回抜き打ちの査察が入った理由は米国製トランシーバの「FRSとGMRS」が店頭に置かれていないかどうかのチェックのようでした。
 北海道総合通信局がこれらの違法トランシーバを使用を摘発して「指導」を行った新聞報道は以前に書きましたが、相変わらずネット上では「使用すると不法開局の罪に問われる」事を明示せずに大量に販売されています。また使っているのを摘発されても「指導」だけだからどんどん使えなどと煽る書き込みも見受けられるようですが、「指導」は「今回は刑事告発しないが、次回同じ事を見つけたら告発する」ということです。「今度やったらただでは済まない」という警告なのですが、どうも「使わないでくださいね」というお願い程度に軽く考えると飲酒運転の罰金程度ではすまない量刑が待っていますので、「指導」を軽く考えない方が身のためです。
 総通局職員の話だと、実際に北海道で「TV中継波に混信を与え業務に支障を来した」事犯があったそうで、北海道総合通信局が職員を各販売店に送って抜き打ち査察をする必要があるくらい、けっこう電波監視に引っかかるこれら米国製違法トランシーバが出回りつつあるのかもしれません。
 何とか早いところ税関により通関させない等の「水際で国内に入れさせない」連携行動が必要だと思いますが?

| | Comments (0) | TrackBack (0)