July 06, 2010

胆振日高支部の新アワードはなぜいつまでも開始されないか?

平成の大合併によって市町村が再編となり、各JARL地方支部などで発行されていたローカルの支部アワードなどもルールなどを見直してリニューアルスタートしたところが多いと思います。地元のJARL胆振日高支部も胆振日高賞というアワードが昭和50年から30年の長きにわたって発行され続けていましたが、ここ10年間ほどは年間に1〜2通くらいしか申請が無く、宣伝方法もさることながら合併新町の誕生などでルール改訂が必要となったため、新たに「新・胆振日高賞」というアワードを制定し、旧胆振日高賞の発行を平成19年10月末で終了、「新・胆振日高賞」を平成20年度から運用開始にするため、平成20年3月の支部運営会議で運用ルール、申請書類のフォーマットなどがすべて承認され、ネット上にもルール掲載のうえ、現支部長にアワードの印刷を引き継いでもらったはずでした。
 ところが、それから2年以上も経過するのに、未だに新・胆振日高賞は運用開始されておらず、それはおろか、呆れたことに支部予算にアワードの印刷発行に関する予算さえ計上されていないのです。

そのあたりを時系列で整理すると:
        平成18年7月 運営委員会にて新・胆振日高賞発行の為の専従委員任命
        平成19年3月 運営委員会に専従委員からルールのたたき台提出
        平成19年7月 旧・胆振日高賞の発行を10月末で終了に決定
        平成20年3月 運営委員会にて新ルール及び申請書類等承認
             支部長交代により新執行部にて準備でき次第運用開始予定
        平成20年5月 支部長交代。すべての支部懸案事項・書類等を新執行部に
             引き継ぐ
        平成20年7月 支部大会の栞に新・胆振日高賞のルールなどが掲載されず
        平成21年7月 支部予算にアワード発行費用が未計上
         平成22年2月 支部長N村氏、他に立候補者が無く再選
        平成22年7月 支部予算にアワード発行費用が未計上

 このような経過をたどっており、現N村支部長に引き継がれた時点から現在まで何ら新・胆振日高賞の発行にむけての動きはなく、今年度もこのまま手を着けずに放置される公算が大きくなりました。 平成20年度の新執行部に関しては仕事を引き継いだばかりで、何かとシステムが機能しないだろうと1年間は静観しておりましたが、1年後の平成21年7月の支部大会ではさすがに支部のWEBとアワードが放置されている事実に関して質問が出、アワードに対して支部幹事のM氏が「胆振日高賞は平成の大合併で実情にあわなくなってきたので休止した」とかいう答弁をして新アワードが1年間放置されていたことが判明。どういう経緯で新アワードが支部の執行部間で伝達されておらず放置されていたのかはわかりませんが、アワード発行に向け作業を開始するという言質を得ています。
 今年の2月に現N村支部長が支部長選挙に立候補し、無投票で再選されたということはJARLの選挙公報が届くまで知りませんでしたが、平成22年7月に行われた支部大会において、アワード発行予算未計上の質問に対して、この再選されたN村支部長は「アワードは実情にあわなくなったので休止している」と答弁し、参加者を怒号の渦に巻き込み、あまつさえ決算の詳細についても説明できず、というのも再選されてから支部幹事がすべて退任し、新しい執行部が一人もいないという異常事態に陥っていて、フォローする人間がまったくいないのです。20回近く毎年テーマを決めて技術向上のための「ニューメディア交流会」を運営委員会の承認無く独断で単なる一泊飲み会に変えてしまったことも支部会員の不信感と怒りを買いました。ということで、現支部長の任期の間はおそらくよっぽどの事がない限り、支部アワードの「新・胆振日高賞」は発行までに至らないことだと思われます。支部大会で執行部を辞めたM氏が「アワード印刷経費の見積もりまでは取ったんだけど…」と、そっと漏らしてくれましたが。ということで、全国のアワードハンターの皆様、ごめんなさい。おそらく現状ではいつまで経っても新アワードの運用は始まりません。なお、新・胆振日高賞のルール、申請用紙などに興味のある方はメール添付でお送りします。

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July 09, 2007

歓迎される人・されない人

 地元のJARL支部大会に「6m & DOWNコンテストがあるから断固欠席!」と声を大にするも、既に半年前に却下されてしまい、100キロほど離れた開催地に朝の7時集合・7時15分出発で連れて行かれました。当方が参加し始めてから支部大会はいつも雨降りだったのですが8日の日曜日はこの季節の太平洋岸にあっては奇跡と思われるほどの良い天気で、会場も深い森に囲まれた静かな蝉の声と鳥のさえずりが入り交じり、緑の森を渡ってくる風が大変に心地よい場所でした。地元地域クラブも家族総動員でお世話いただき、大変にアットホームないい総会だったのですが、ただ1点だけ不快に思ったのは来年のJARL選挙絡みで、毎回ごと立候補して落ちているとかいう有名人(初めて顔を見ましたが)が越境して地元の支部大会に潜り込み、今年の全国大会で何を発言したのどうのこうのとか、今のJARLが如何に何も出来ない人間の集まりであるかを片っ端から人を捕まえて、相手にされようがされまいが、わざと廻りに聞こえるように声高々にまくし立てていたことでした。もちろん公式にスピーチされる義理も理由もありませんけど、他人の家に入り込んでおとなしくしているのならまだしも、傍若無人に振る舞うのは選挙対策どころかますます敵を増やすことを本人は理解出来ないような。いつも抽選会で頂いてばかりで悪いからと、抽選会用の賞品まで提供下さった隣接支部のSさんご夫妻のような方とはえらい違いでした。しかし選挙前年の支部大会にはどこの支部でもこういう選挙絡みで歓迎されない「お客さん」が増えそうな感じですな(^_^;) 
 支部大会は意外に早く終了しましたが、家に帰るとすでに15時を過ぎていて6m & DOWNコンテストは終了してました。ところがこの後16時くらいから6mがかなり濃いEs伝搬に遭遇してメーターフルスケールで入感する局が続出。バンド中に隙間がないほどでしたので、50.283でCQを開始すると相模原市の局を皮切りに岡山、大阪、埼玉、鹿児島、広島、三重、愛知と、かなり広範囲に渡って次々に呼び出され20分で12局ほどと交信しました。日曜日ということもあり初交信局が殆どだったのが収穫です。用事で1時間半ほど中座し、18時台半ばになってもまだ3エリア大阪方面が聞こえていて2局ほど呼びだして交信しました。朝からのEスポの状態が気になったので、いろんな局から情報を集めるとコンテスト開催時間中は殆どいい伝搬に恵まれず、コンテスト終了後に急にEスポでかなり開けてきたということでした。その中にはコンテスト居残りで移動先からコールくれた局も何局かありました(笑)まあ支部大会に出ないで家でコンテストに参加していてもそれほどスコアは伸びなかったということですね(^_^;)

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June 15, 2006

支部コンテスト糾弾す

 過去に2回ほどこのブログで地元支部のコンテストに対する問題点を指摘しました。というのも一昨年のコンテストは支部の管内局の総参加局数がたったの7局、昨年のコンテストは当局とさらに6mに熱心なもう1局のJLコール局が一応参加したものの、管内局の総参加局数がそれでも9局という状況で、しかもそれぞれ固定のシングルバンドに各1人ずつ張り付いているというような状態なので、これはもはや「コンテストではなく一斉運用デーじゃ!」といわれても仕方がない支部コンテストだったのです。支部の雑用に首を突っ込むようになってまだ1年経っていませんが、良くもまあこんな状態になるまで放置しておいたものだと逆に感心しましたが。やはり支部コンテストというのは支部行事の「顔」ですから、コンテストの参加人数が多い全国的に盛り上がるコンテストを主宰しているJARLの地方支部は、支部活動もかなりアクティブなんだろうなぁと想像できます。
 ということで、昨年の支部総会時に併設される運営委員会の議案書を作って欲しいと言われ、当初は単に文書作りだけするつもりが、結局自分の宰領で問題提起をしなければいけなくなり、支部の仕事に首を突っ込むことになりましたが、その時の議案の一つに「コンテストルール改訂」という項目があり、その改訂の件が承認された為に2月の運営委員会に改訂原案を提出して承認されたのが今回の改訂コンテストルールだったのです。
 改訂の目的はずばり「参加局数を増やし、コンテストとしての競技性を高め、それによってコンテストを活性化させる」ことです。そのために、次の事を骨子に改定点を探り出しました。

 1 各部門を整理し、部門ごとの競技性を高める
 2 時間を24時間から48時間に延長し、参加者の都合に配慮する
 3 固定運用地、移動運用地の2地点運用を認め、より長時間の参加を促す
 4 コンテストナンバー交換をJARLコンテストに準じ、簡素化する
 5 ニューカマー部門を設けて新規参入局に配慮する

 ということで、作り出したものが前回掲載した新たな胆振日高QSOコンテストのルールなわけですが、兎にも角にも管内局が9局でそれも4局がV/U局では他エリアの局に「ぜんぜん管内局の声が聞こえない」という苦情が来るのも仕方がありません。そのため、何とか地域クラブの構成局を動員してもらえるように「クラブ対抗」という側面も併せて持たせるようにして、なんとか管内局を動員してもらえるようにしましたが、今年も管内参加局昨年並み、もしくはシングルバンドを無くした為に、イヤになってしまった常連局が半分抜け、参加局数5局以下になったら、わたくしも面目丸つぶれで、アンテナを降ろし、リグは全てたたき売り、俗世間を離れて出家の道をたどらなくてはいけませんから、何とか参加をお願いします(笑)
 しかし、そんなもの放っておけばいいのに、JL8コールのくせに余計な事をしたという感じで、はっきり言って一部からはあたしゃ嫌われてますからね(^_^;) まあ、巣鴨と違ってJL8コールの意見が通るほど支部の風通しが良いということかもしれません。

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February 20, 2006

親子ラジオ製作教室

 支部のイベントに合わせ、従来は地域の電波適正利用推進員によって行われていた「親子ラジオ製作教室」を今回は独自で行わなければいけないため、半田ごてその他の安全管理の手伝いとしてこの親子ラジオ製作教室に参加してきました。いつもは部品点数の少ないゲルマニウムラジオを作ってもらうのですが、我が町は電波的には札幌か室蘭の電波を受けている弱電界地域(ラジオの中継局はあるようですが)のため、電波そのものを検波してクリスタルイヤホンで聴くゲルマニウムラジオでは感度的にちょっと厳しく、今回は3石トランジスタラジオでスピーカも直接鳴らせるようなものです。ところが部品が増えたために半田付けの箇所がとても多くなり、今までと比べものにならないくらいの手間がかかることが予想され、どうなるか危惧したのですが…。
 今回は新聞による告知が一度出ただけで、前宣伝の手段がなかなか無くて、集まった子供は7人。下は幼稚園から上は小学校3年くらいの子供たちです。科学センターで工作教室などに行ったことがある子供以外は半田付けなども初体験で、半田を溶かしたときに発生するフラックスの煙を嫌がり、半田付けしながら顔を背けてしまうような子供もいました。まず部品の数を確かめて説明書の図どおりにプリント基板に部品をはめ込んで行きます。これが子供にとっては意外と根気の要る作業だったらしく、抵抗のカラーコードを読みとりながら所定の場所に部品をはめ込む作業でもう幼稚園の子供は根気が続かずアウト(^_^;) 代わってそこだけお母さんのラジオ工作教室になってしまいました(笑)部品の足をまず基板の穴位置にあわせて曲げるのが難しかったらしく、特にトランジスタの3本足をはめ込むのに苦労していた子が多かったようです。そして部品をすべて基板にはめ込んだところで半田付け作業に移りますが、こてを部品の足に近づけてそこに半田を当てて素早く溶かすと教えても、どうも皆こてに半田を押し当てて溶かしてそれを左官屋さんのように塗り込めるという半田付け作業から脱却できません。盛大にイモ半田になり、隣のランドまでくっつけてしまうようなことを繰り返しながら、アンテナ線と電池ケースならびにスピーカを取り付けていちおう形になりました。試しに音が出るかどうか外から引っぱってきた誘導電線にラジオのアンテナ線を巻き付けて試して見ます。音が出た子もいれば、音が出なくて手直しが必要な子もいましたが、自分が組み立てたラジオから最初に松任谷由実の歌を聴いた女の子は特に新鮮な感動があったようでした。
 今どきラジオは100円ショップに行けば買えるような時代になりました。それでも100円で「当たり前」は買えても「感動」はなかなか買えるものではありません。自分で組み立てたラジオから音が聞こえた事に対する新鮮な驚きと感動を体験してもらっただけでも、大変に良い行事だと少しラジオ製作教室を見直してしまいました。
 ラジオの組立だけではなかなか子供に無線というものを認識してもらえませんから、今回は全員に特定小電力無線機を1台ずつ渡して、2班に分かれて交信してもらいました。トランシーバを渡してこうやって交信するということを教えただけで全員テンションが上がってハイになり、まあ、PTT押したまま離さない子はいるわ、下ネタトークの子はいるわで、無秩序運用に陥ってしまいましたが、トランシーバの交信で相手の声が聞こえてくるのがよっぽど面白かったらしくて、幼稚園の子供なんか帰り際まで「面白かった、面白かった」を連発してましたので、ラジオ製作よりこっちのほうに感動した子の方が多かったのだったら本末転倒(笑)
 んで、トランシーバ遊びが終わったらしっかり「無秩序に電波を使ったら今みたいに収拾がつかなくなるから、世界で規則を作ってそれに従い、みな免許を取って運用している」ということと、「免許が無くて使って良いトランシーバはこういう郵便マークがシールで付いている無線機だけだよ」ということだけは、しっかり話をしておきました。これで電波を出す方の興味から理科離れの現在でもアマチュアの免許を取る子が出てきてくれるといいのですが…。

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December 17, 2005

JL8コール再免許率と2mの活性化

 北海道の現行割当プリフィックス「JL8」コールですが、ちょうど半分の割当を超えたところであたまの方が5年の局免期限を迎え、今年の6月から再免許の発給が始まりました。11月までにJL8AAAからJL8AZZまでのサフィックスAのコールがすべて局免期限を迎えたために、はたして免許状をうけて5年経って再免許の申請がどれくらいの割合で行われるのか全676局を調査してみました。それによると、全676局中で再免許の申請を出したのは322局です。再免許申請率にして約47.6%という数字になり、5年にして半分以上の局が再免許を申請せずに「廃局」に至ったことがわかると思います。
JARLはここ半年の会員数の推移と3アマ講習などの盛況ぶりを見て「JARL会員減少には歯止めが掛かった」と判断して一定数以下になった地方支部の統合案を突然撤回しました。12月の上級試験の受験者数を見てもその思いを更に強くしたと思います。ところが現実には開局5年の局免喪失率が5割を超える現状をJARLの幹部はどう分析しているのでしょうか?
 過去何度も書いてきたことですが、せっかく4アマ養成講習で免許を取ってハンディ機もしくはモービル機の144/430FM2波で開局しても、トラック同士のお声掛け以外に今やバンド中で今やアマチュア局のCQの声も掛からず、新規開局者は声を出すこともなく5年の免許期限を迎えて廃局というケースが多いと思われます。その新規開局者に対して、いかにフォローするかを考えなければいけないはずなんですが、それに対するガイドラインはまったく示されておりません。
 4アマ養成講習で大量に従免所有者を生み出してきながら「廃局数に新規開局数が追いつかない」現状は、新規開局者に対するアフターフォローをまったく考えずに放置しておいたことが原因です。30年前であれば、同年代の無線仲間のようなものが出来て、その中での情報交換を通じ、またローカルOMなどの指導もあり、そこから自己努力で育ってゆくニューカマーが多かったのですが、今や技術指導にも優れるようなローカルOM氏はとっくに無線で電波を出すこと止め、未だにメンコ集めに精を出すコンプライアンスのカケラもない電話級オーバーパワー局の7メガ電話馬鹿OMだけが相変わらずアクティブで、無線の興味による自己訓練が本分のアマチュアのニューカマーは、世代的にも「与えられなければ何も出来ない」マニュアル世代となり、何かしてもらわないと自分から電波を出すこともなくそのまま5年で廃局に至るというパターンが出来上がってしまいました。
 かなり活動的な地方支部にあってはこのニューカマー対策の必要性に気がつき、「2mで毎晩、誰かがCQを出してニューカマーの相手になり、ニューカマーが電波を出せるような体制を作る」という対策を立案した支部もあります。当方でも「2m活性化の提言」と称して、支部総会で同様の内容をぶちあげましたが、まだまだ具体的な活動が取れずにそのままになっておりますが、ニューカマーの中には将来的に地域の中核になるアクティブなハムになる原石が多数含まれているはずですので、それらの人たちを「相手がいないから5年で廃局」に追い込まないように、JARL本部が具体的に何も出来ないのだったら、地方支部が積極的に「2mの活性化策」を考えて実行していかなければいけません。とりあえず、12支完成の人が多くなり、ここ2年ばかり全くCQの声が出なくなった「ニューイヤーパーティ」で2mでCQを出して貰えるように、地元クラブのメンバーにお願いしてほしいと会長のSさんにお願いしておきましたが。また、ニューカマー局に参加してもらえるような定期的なロールコール実施なども検討課題でしょう。

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October 30, 2005

JARL胆振日高支部のWEB

 当方の所属(自動的にそうなっていた)しているJARL胆振・日高支部は全道8支部のなかでWEBによる連絡環境がなかった残る2つの支部のうちの一つでした。そのため、当方も所属しているという意識もまったくありませんでしたし、どんな人がいてどんな活動をやっているのか、知る由もありませんでした。
 現支部長のJA8EHP奥氏は全国支部長中唯一の全盲者です。苦労して上級アマを取得された方ですが、健常者と違って自分で動き回るのにも限界がありました。そのために支部の広報活動にも何かと制約があって、今までネット上における広報活動が滞っていたようです。
 そのような胆振日高支部でしたが、このたびやっとブログ形式でのWEBが立ち上がったようで、これでやっと何とか支部会員にも、全国の人たちにも支部の現状を知っていただける環境が曲がりなりにも調いつつあるようです。
 この広報活動によって、管内からも管外からも殆ど参加者のいない支部コンテスト、年間1枚くらいしか申請のない胆振日高賞アワードの停滞ぶりを払拭してほしいのはわたしだけでしょうか?
(C)だいたひかる と、他人事のように言っておりますが、ネタはバレてますよね?(^_^;)

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September 17, 2005

リーダーの器

 隣の支部総会に関することで、どうやら事後にもめ事があったようで、こちらは当事者ではないので善悪の判断の論評をいたしませんが、リーダーたるものはもう少し思慮深く行動してもらいたいと思っております。その2人の理事には7月に初めて面識を得たばかりですが、個人的には大勢の人間を率いるのに適任なのかどうかは判断がつきませんでした。少なくとも過激な分子を結局はひとまとめにして大願成就した大石内蔵助タイプには見えなかったのですが…。
 大勢の人間を率いるというのはなかなか難しいことで、わたくしは組織で一度失敗してますから自分でリーダーたる器ではないことを理解していますが、この自覚がない人が上に立つことは組織全体にあっても悲劇です。今のリーダーは何でも自分でやりたがり、すべて自分の手柄にして理事たる立場を長く安泰なものにしたい。さらに自分と意見が異なる人間に関しては徹底的に排除し(自分と異なる意見をクレームが多いとは何事)、回りにイエスマンばかりを配置するというのが垣間見えるようですが、普通の会社だったらこれでは5年で他社に足もと掬われて倒産です。組織のリーダーは、自分と異なる意見の人間を積極的に登用する方法を考え、組織の進むべき道を探り出し、さらに自分でやらずに他人に仕事を与え、その人間の手柄を素直に誉める。そして誉めることによって後に続く有能な人材を育ててゆくことがリーダーたるものの責務のはずです。どうもこういうことのバランス感覚のないというか、世間知らずという人が公○員の関係の退職者には多くて、そういう人を組織に取り込むと何にも出来ないのに口だけはうるさいなんて陰口をたたいている人がいますけど、考えてみたら我が町の無線界も○役所のOBが牛耳っているようなもんですからねぇ(^_^;)
 まあ、この「クレーマー発言と相手の会社に抗議に乗り込んだ」事件に関しても、わたくしはもちろん「どうでもいいですよ(C)だいたひかる」を決め込んでおりますが(笑)

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July 11, 2005

雨の地方支部総会

 7月10日にJARL地方支部総会が我が町で開催され、案内が来たら今回は初めて顔を出してもいいなと思っていた程度なのに、何の因果か支部の今後のマニフェスト立案を頼まれて、あたしゃどこかの掲示板によると「かなり屈曲した性格」だそうですから、いままで殆ど何もしない地方支部にあっては、かなり自分勝手にかき回したような行動計画書が出来上がったと思います。
 主にぶち上げた内容はあまり公表すると他地方支部にパクられるとやりにくいので公表を憚りますが、財政強化策と支部コンテストならびに支部発行アワードの改革、青少年育成策の具体策ということでしょうか。まあ、こんなことを具体的にやるようなガラではありません。ここで何もせずに「じぇいかんの提言」でもぶち上げてJARLに物を申したり、無線界に物を申すような書き込みをどんどんしてゆくほうが楽です(笑)
 総会ですが、地元のアマチュア無線クラブが全て動いてくれて、原本部長、加藤全国理事、上田監査長もみえ、あいにくの強い雨にも係わらず、60人ぐらいと盛況に開催されました。地方支部としての事業報告、決算報告、事業計画、予算などに関しては当事者ではなかったらおとなしく昼寝でもしているところなんですが、今日はそういうわけにはいきません。プリントの数字を見てくれと逃げたような感じですが、一言自分の主観を付け加えて説明し、事なきを得て承認されました。60人プラスお偉いさんの前で発言するのは十数年ぶりです。まあ、こういう時でもまったく上がらなく、自分が何を言っているかもわからなくならないのは、性格がずうずうしいから(笑)
 質疑応答でも支部コンテストに関しては参加者があまりにも少ないので、改革に賛成だとわざわざ発言する人も出てくるくらいで、やっぱり外部から眺めてみないとなかなか問題点は見えてこないなあと感じました。隣の道内最大の支部からスパイ(失礼)が来ていて、わたくし立案の財政強化策に関し、原本部長にしつこくその是非を確認する質問を繰り返していましたから、このアイデアは早晩、他支部にも波及してくることでしょう(^_^;)
 総会は質疑応答で紛糾することもなく、無事に1時間半ほどで終了し、お定まりの記念撮影ののち昼食時間になり、メーカーの展示即売会ではやはりIC-7800が人気。ロングワイヤーにカウンターポイズを繋いで受信してみましたら、九州でコンテストに参加している局が聞こえ、そのコールサインからおなじみの熊本・松岡氏とわかりましたが、周りは最近コンテストなんか出たこともないOMさんばかりだからこのコールサインもまったくご存じなかったようで(笑)そういえばこのIC-7800は、我が町では一台すでに売れたそうで、その発注主は4アマ講習会で法規を教えてもらったNNW先生だったそうで。この先生は1アマであることに間違いはないんですけど、以前の徳島だったかのOMみたいにIC-7800だっていうから驚いて見せたら免許情報みたら4アマだったっていう4アマIC-7800は、日本中に10人じゃ済まないだろうな(^_^;)
 しかし、総会の出席平均年齢は55歳を遙かに越えているのではなかったでしょうか?わたくしとハム屋社長が一番若い世代の出席者に近いのですが、それでも40代半ばですからねぇ。それにJK8コールの人はちらほらいますがJL8コールの人間は他に1人も居ません。KからLになって間もなく5年を経過しようと言うのに、Lコールの人間がわたくししかいないというのは、明らかに過去5年の新人育成策をまったく怠ってきたことは明白です。これはまったくもって前支部長の責任です。そういう経緯もあり、前支部長は5年くらい勤めていたのにも係わらず、実質的に本部に解任されたような形になったようですが。まあ、まったくの部外者だったわたくしに改革案を作成させるくらいになったのですから、支部の風通しがよくなった事は確かでしょう(笑)
 1時からアトラクションとして大正琴のおばさま達の演奏会があり、驚いたことに伴奏がROMになって数字を打ち込めば伴奏が自動演奏され、それに大正琴でメロディ裏メロディを合わせてゆく一種の「ドンカマ」が使われていたことでした。しかし、三味線弾きの感性からすると、演奏にアクセントを付けない大正琴の平坦な演奏は辛いわ。
 アトラクションが終わって空くじなしの抽選会が実施され、みんな後から番号を呼ばれた方がいい物が当たるのではないかと目論んで、早く呼ばれた人はがっかり。わたくしも抽選券をもらい、最後の1/3位まで残ったのですが、そのあとすぐに呼ばれて小さな包みを渡されました。昨日の前夜祭でも抽選会があり、当たった賞品は小さなアナログテスターでしたが、今回の包みを開けたら電卓が出てきました。後輩のハム屋社長が「計算尺使うから計算機なんかいらないのにねぇ」なんて言ってましたが、自分が当たったのは自ら品物を用意したマウス用のパームレスト(笑)それより電卓の方がましだな。

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August 22, 2004

閑散とした支部コンテスト

 8月の帰省シーズン明け最初の週末には地元のJARL支部主催のコンテストがあります。このコンテストも昔は盛況で、2mなんか空いているチャンネルを捜すのが困難なほどだったようですが、今回はコンテスト開始時間の21時になっても声を出し始める局が聞こえませんでした。3年前くらいまでは、特にコンテストに参加しないというOMさんでもニューイヤパーテイー、テレコムQSOパーティー、地区コンテストの年3回は声を出すという方が多くて、多くの懐かしいコールサインが聞かれてさながら同窓会のようになり、近況を伝え合うというようなまったりした雰囲気で、あの殺伐としたJARL4大コンテストとはまた違う良さがあったと思うんですが、参加する人数が少なくなると、年を追うごとにコンテスト自体が閑散としてきて、バンド全体で2人が出ていればいいというような状態に成り下がってしまいました。
 かくいうわたくしも、過去支部コンテストには一回もログシートを提出したことはありません。支部コンテストでHFで声を出すとき、相手にコンテストナンバーの交換の説明をいちいち解説するのがかったるいということも大きいです。無線をやっている殆どの人というのはコンテストというのに興味も知識もない人が殆どで、声を掛けてくる人たちの大半は初めての交信と言うことでコールバックしてくる人が殆どです。それにコンテスト経験者であっても、支部コンテストをやっているなんてことは知らない人ばかりが多いので、いちいちJARL NEWS でも見なければどんなコンテストナンバーを返せばよいかわかりません。そこで交信毎に、いちいち説明しなければいけないというのが煩わしいです。コンテストナンバーも管外局は都道府県ナンバーのみの交換ということに統一すればいいのですが、クラス区分のためか、主催者の違いによってそれに年齢符号を付けさせたり、細かい送信出力の区別を付けさせたりして、そのコンテストがどんなコンテストナンバーを交換しなければいけないのかいちいち調べないといけないというのが、コンテストに参加する人間も、それにコールバックする人間も増えてこない原因の一つにはなっていないでしょうか?
 あと、今回の支部コンテストが盛り上がらない理由は、オリンピックのおかげで寝不足気味の人が多いのと、地元の駒沢大付属苫小牧高校が北海道の高校勢として初めて夏の甲子園決勝戦に駒を進めて、支部コンテストどころではないというのが本音かもしれません(笑)

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